このセクションでは、FortiSIEM と連携するように Kaspersky CyberTrace を設定する方法について説明します。
Kaspersky CyberTrace を FortiSIEM と連携するように設定するには:
/opt/kaspersky/ktfs
ディレクトリにインストールされます。%CyberTrace_installDir_installDir%
と表記します。/opt/kaspersky/ktfs/etc
ディレクトリにあります。%CyberTrace_installDir%\bin
ディレクトリにあります。Kaspersky CyberTrace Web を使用して、Kaspersky CyberTrace を設定し、このセクションで説明する設定を指定することもできます。
[Configuration]→[InputSettings]→[ConnectionString]
要素に、Kaspersky CyberTrace が動作するコンピューターの IP アドレスと、使用可能なポート(例:9999
)が含まれていることを確認します。IP アドレスとポートは、%IP_address%:%port%
の形式で指定する必要があります(例:10.43.11.15:9999
)。[Configuration]→[InputSetting]→[RegExps]→[Source id="default"]
要素に追加します:<Device type="CONTEXT">[^\|]*\|([^\|]*\|[^\|]*)\|</Device> <DeviceIp type="CONTEXT" concatenate="#1">dvc\=(\d{1,3}.\d{1,3}.\d{1,3}.\d{1,3})(?:$|\s|\,)</DeviceIp> <UserName type="CONTEXT">user\=(.*?)(?:$|\s|\,)</UserName> <DeviceAction type="CONTEXT">act=(.*?)(?:$|\s|\,)</DeviceAction> |
[Configuration]→[OutputSettings]→[AlertFormat]
要素で、次の値を指定します:<![CDATA[Kaspersky Lab|Kaspersky CyberTrace|1.0|1|4|alert=%Alert%;msg=%RecordContext%]]> |
この値を指定するために Kaspersky CyberTrace Web を使用している場合は、値の先頭の <![CDATA[
と値の末尾の ]]>
を省略します。
[Configuration]→[OutputSettings]→[EventFormat]
要素で、次の値を指定します:<![CDATA[Kaspersky Lab|Kaspersky CyberTrace|1.0|2|8|reason=%Category%;detected=%MatchedIndicator%;act=%DeviceAction%;dst=%RE_IP%;src=%SRC_IP%;md5=%RE_MD5%;sha1=%RE_SHA1%;sha2=%RE_SHA256%;request=%RE_URL%;dvc=%DeviceIp%;sourceServiceName=%Device%;suser=%UserName%;msg=%RecordContext%]]> |
この値を指定するために Kaspersky CyberTrace Web を使用している場合は、値の先頭の <![CDATA[
と値の末尾の ]]>
を省略します。
[Configuration]→[OutputSettings]→[ConnectionString]
要素で、Kaspersky CyberTrace が検知イベントを送信する FortiSIEM インストールの IP アドレスとポート 514
を指定します。IP アドレスとポートを %IP_address%:%port%
の形式で指定します(例:10.43.11.43:514
)。
[Configuration]→[NormalizingRules]
要素で、次のルールを指定します:<Replace input="<" output=" <" />
次のように、Kaspersky CyberTrace Web を使用してこのルールを作成することもできます:
FortiSIEM イベントの正規化ルール
/opt/kaspersky/ktfs/etc/init.d/kl_feed_service restart
(Linux の場合)%CyberTrace_installDir%\bin\kl_control.bat restart
(Windows の場合)FortiSIEM での転送されたイベントの形式の表示
上記の手順では、FortiSIEM から送信されたイベントから IP アドレス、URL、およびハッシュを抽出するために汎用の正規表現が使用されることを前提としています。イベントの形式に応じて、これらの正規表現とその他の正規表現を変更する必要がある場合があります。この操作は、後で検知イベントに挿入されて FortiSIEM に送信されるユーザー名またはその他のデータをイベントから抽出するなどの場合に、必要になることがあります。既存の正規表現を編集したり、新しい正規表現を追加したりする前に、Kaspersky CyberTrace に到着した元のイベントを分析する必要があります。
これらのイベントは Kaspersky CyberTrace Web で閲覧することもできます。FortiSIEM でイベント転送を設定した後、Kaspersky CyberTrace Web で[Settings]→[Event sources]ページを選択し、必要なイベントソースに隣接する (Edit)をクリックします。その結果、表示されたイベントソースプロパティウィンドウの[Properties]セクションに、Kaspersky CyberTrace に到着したイベントが表示されます。
FortiSIEM でイベントの形式を表示するには:
FortiSIEM イベントの選択
[Filters]フォームが表示されます。ここでイベントのフィルターと時間範囲を設定できます。
たとえば、FortiSIEM に到着したイベントのソースデバイスの IP アドレス(Reporting IP
属性)を指定できます。また、[Time]設定グループでは、イベントの時間範囲(たとえば、過去 10 分間)を指定したり、イベントがリアルタイムで表示されるように指定したりできます。
FortiSIEM イベントのフィルターの設定
[Raw Event Log]列には、FortiSIEM から Kaspersky CyberTrace に転送される場合と同じ形式のイベントが記載されます。
表示される FortiSIEM イベント
[Analytics]タブでのイベントのリクエストの詳細は、http://help.fortinet.com/fsiem/5-1-1/Online-Help/HTML5_Help/Viewing_real_time_search_results.htm を参照してください。
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