コマンドラインを使用した本製品のアップデート

このセクションでは、Kaspersky Endpoint Security 11 for Linux または Kaspersky Endpoint Security 11.1.0 for Linux を Kaspersky Endpoint Security 11.2.0 for Linux にローカルでアップデートする方法を説明します。

本製品のアップデート前に、使用許諾契約書(/opt/kaspersky/kesl/doc/license.<言語 ID>)とプライバシーポリシー(/opt/kaspersky/kesl/doc/license.<言語 ID>)の内容を確認します。使用許諾契約書とプライバシーポリシーのいずれかまたは両方に同意しない場合、本製品はアップデートされません。

アップデート手順の完了後には、製品またはオペレーティングシステムを再起動する必要がある場合があります。

製品をアップデートするには:

  1. 製品をアップデートしてグラフィカルユーザーインターフェイスを有効にする場合は、必要な Kaspersky Endpoint Security 11.2.0 for Linux インストールパッケージを実行します。
    • RPM パッケージの場合:

      # rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm(32 ビットオペレーティングシステムの場合)

      # rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm(64 ビットオペレーティングシステムの場合)

    • DEB パッケージの場合:

      # apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb ./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb(32 ビットオペレーティングシステムの場合)

      # apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb ./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb(64 ビットオペレーティングシステムの場合)

    • Astra Linux Special Edition パッケージの場合:

      # apt-get install ./kesl-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb ./kesl-gui-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb

    使用許諾契約書、プライバシーポリシー、または Kaspersky Security Network に関する声明が更新された場合、本製品のインストールはエラーが発生して終了します。これらのドキュメントの新しいバージョンが含まれるファイルは、このバージョンで利用可能なすべての言語において、現在のユーザーのホームディレクトリ(~/.kesl/<製品のバージョン>/)に解凍されます。

  2. 製品はアップデートするが、グラフィカルユーザーインターフェイスを有効にしない場合は、必要な Kaspersky Endpoint Security 11.2.0 for Linux インストールパッケージを実行します。
    • RPM パッケージの場合:

      # rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm(32 ビットオペレーティングシステムの場合)

      # rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm(64 ビットオペレーティングシステムの場合)

    • DEB パッケージの場合:

      # apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb(32 ビットオペレーティングシステムの場合)

      # apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb(64 ビットオペレーティングシステムの場合)

    • Astra Linux Special Edition パッケージの場合:

      # apt-get install ./kesl-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb

    使用許諾契約書、プライバシーポリシー、または Kaspersky Security Network に関する声明が更新された場合、本製品のインストールはエラーが発生して終了します。これらのドキュメントの新しいバージョンが含まれるファイルは、このバージョンで利用可能なすべての言語において、現在のユーザーのホームディレクトリ(~/.kesl/<製品のバージョン>/)に解凍されます。

  3. 使用許諾契約書が更新された場合は、ホームディレクトリ(~/.kesl/<製品のバージョン>/license.<言語 ID>)にあるドキュメントの新しいバージョンをお読みください。

    使用許諾契約書に同意する場合、次のいずれかのコマンドを実行して環境変数を指定します:

    • # KESL_EULA_AGREED=yes rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm](RPM パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_EULA_AGREED=yes rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm](RPM パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_EULA_AGREED=yes apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb](DEB パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_EULA_AGREED=yes apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](DEB パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_EULA_AGREED=yes apt-get install ./kesl-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](Astra Linux Special Edition オペレーティングシステムの場合)
  4. プライバシーポリシーが更新された場合は、ホームディレクトリ(~/.kesl/<製品のバージョン>/license.<言語 ID>)にあるドキュメントの新しいバージョンをお読みください。

    プライバシーポリシーに同意する場合、次のコマンドを実行して環境変数を指定します:

    • # KESL_PRIVACY_POLICY_AGREED=yes rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm](RPM パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_PRIVACY_POLICY_AGREED=yes rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm](RPM パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_PRIVACY_POLICY_AGREED=yes apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb](DEB パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_PRIVACY_POLICY_AGREED=yes apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](DEB パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_PRIVACY_POLICY_AGREED=yes apt-get install ./kesl-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](Astra Linux Special Edition オペレーティングシステムの場合)
  5. Kaspersky Security Network に関する声明が更新された場合は、ホームディレクトリ(~/.kesl/<製品のバージョン>/ksn_license.<言語 ID>)にあるドキュメントの新しいバージョンをお読みください。

    Kaspersky Security Network に関する声明に同意する場合、次の環境変数を指定します:

    • # KESL_USE_KSN=yes rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm](RPM パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=yes rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm](RPM パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=yes apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb](DEB パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=yes apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](DEB パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=yes apt-get install ./kesl-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](Astra Linux Special Edition オペレーティングシステムの場合)

    Kaspersky Security Network に関する声明に同意しない場合、次の環境変数を指定します:

    • # KESL_USE_KSN=no rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.i386.rpm](RPM パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=no rpm -U --replacefiles --replacepkgs kesl-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm [kesl-gui-11.2.0-<ビルド番号>.x86_64.rpm](RPM パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=no apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_i386.deb](DEB パッケージを使用する 32 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=no apt-get install ./kesl_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](DEB パッケージを使用する 64 ビットオペレーティングシステムの場合)
    • # KESL_USE_KSN=no apt-get install ./kesl-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb [./kesl-gui-astra_11.2.0-<ビルド番号>_amd64.deb](Astra Linux Special Edition オペレーティングシステムの場合)

    Kaspersky Security Network への参加に同意しなくても、Kaspersky Endpoint Security のアップデートプロセスは中断されません。Kaspersky Security Network のモードは、いつでも有効化、無効化、または変更することができます。

    Kaspersky Endpoint Security 11.2.0 for Linux の設定とイベントログがエクスポートされます。

  6. 本製品を再起動します
  7. 必要に応じて、オペレーティングシステムを再起動します。

本製品のアップデート中にエラーが発生した場合、アップデートはロールバックされ、以前のバージョンの製品が起動します。エラーメッセージが表示されます。新しいバージョンは、パッケージマネージャー(rpm/dpkg)に示されています。

製品の設定の移行が失敗した場合、失敗した理由にかかわらず、本製品の設定は既定値に設定されます。

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