リムーバブルドライブのスキャンタスク(Removable_Drives_Scan、ID:16)

リムーバブルドライブのスキャンタスクを実行すると、接続されたデバイスとそのブートセクターに、ウイルスやその他のマルウェアが存在しないかどうかスキャンされます。次のリムーバブルドライブがスキャンされます:CD、DVD、Blu-ray ディスク、フラッシュドライブ(USB モデムを含む)、外付けハードディスク、フロッピーディスク。

リムーバブルドライブのスキャンタスクを実行すると、デバイスへのリムーバブルドライブの接続が監視されます。リムーバブルドライブが接続されると、ScanBootSectors=yes の設定で、一時的なブートセクターのスキャンタスク(Scan_Boot_Sectors、種別:ODS)を作成して開始します。このタスクは停止できません。タスクの実行が完了すると、そのタスクは自動的に削除されます。

ファイルスキャンが設定されている場合、ScanFiles=yes の設定で、1 つ以上のオブジェクトスキャンタスク(Scan_File、種別:ODS)も開始します。必要に応じて、管理者権限を持つユーザーはこのタスクを停止できます。

リムーバブルドライブのスキャンタスクの設定を変更した場合、既に実行中の Scan_Boot_Sectors タスクと Scan_File タスクには変更後の値が反映されません。リムーバブルドライブのスキャンタスクを停止しても、既に実行されている Scan_Boot_Sectors タスクと Scan_File タスクは停止されません。

既定では、リムーバブルドライブのスキャンタスクが停止されます。このタスクは、必要に応じていつでも開始または停止できます。

この表では、リムーバブルドライブのスキャンタスクで指定できるすべての設定で使用可能なすべての値と既定値を説明します。

リムーバブルドライブのスキャンタスクの設定

設定

説明

ScanRemovableDrives

デバイス接続時のリムーバブルドライブのスキャンを指定します。

この設定は、CD/DVD ドライブおよび Blu-ray ディスクには適用されません(ScanOpticalDrives 設定の説明を参照してください)。

DetailedScan – リムーバブルドライブ(CD ドライブ、DVD ドライブ、Blu-ray ディスクを除く)のすべてのファイルをスキャンします。詳細スキャンでは、オブジェクトスキャンタスクの既定の設定が使用されます。

QuickScan – リムーバブルドライブ(CD ドライブ、DVD ドライブ、Blu-ray ディスクを除く)の特定の種別のファイルのみをスキャンします。簡易スキャンでは、ファイル脅威対策タスクの既定の設定が使用されます。

NoScan(既定値)– リムーバブルドライブの接続時にスキャンを実行しません。

ScanOpticalDrives

デバイス接続時の CD/DVD ドライブと Blu-ray ディスクのスキャンを指定します。

DetailedScan – CD/DVD ドライブ、Blu-ray ディスクのすべてのファイルをスキャンします。詳細スキャンでは、オブジェクトスキャンタスクの既定の設定が使用されます。

QuickScan – CD/DVD ドライブ、Blu-ray ディスクの特定の種別のファイルのみをスキャンします。簡易スキャンでは、ファイル脅威対策タスクの既定の設定が使用されます。

NoScan(既定値)– CD/DVD ドライブ、Blu-ray ディスクの接続時にスキャンを実行しません。

BlockDuringScan

スキャン中に接続されたディスク上のファイルのブロックを指定します。ブートセクタースキャン中は、ファイルはブロックされません。

Yes – スキャン中にファイルをブロックします。

No(既定値)– スキャン中にファイルをブロックしません。

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