-F:コマンドがファイアウォール管理コマンドに属することを示す接頭辞。
kesl-control --add-rule
このコマンドは、新しいネットワークパケットルールを追加します。
コマンド構文
kesl-control [-F] --add-rule [--name <ルールの名前>] [--action <処理>] [--protocol <プロトコル>] [--direction <通信方向>] [--remote <アドレスの削除>[:<ポートの範囲>]] [--local <ローカルアドレス>[:<ポートの範囲>]] [--at <インデックス>]
引数とオプション
--name <ルールの名前> は、ネットワークパケットルールの名前です。
--action <処理> は、ネットワークパケットルールで指定された接続に対して実行される処理です。
--protocol <プロトコル> は、ネットワークアクティビティを監視したいデータ転送プロトコルの種別です。
--direction <通信方向> は、監視するネットワークアクティビティの通信方向です。
--remote <リモートアドレス>[:<ポートの範囲>]:リモートデバイスのネットワークアドレス。
--local <ローカルアドレス>[:<ポートの範囲>]:Kaspersky Endpoint Securityがインストールされているデバイスのネットワークアドレス。
--at <インデックス>:ネットワークパケットルールのリスト中のルールの番号。--at オプションが指定されていない場合、または値がリストのルールの数より大きい場合、新しいルールがリストの最後に追加されます。
コマンドで値を指定しなかったパラメータは、既定値に設定されます。
kesl-control --del-rule
このコマンドは、ルールのリスト内の指定された名前またはインデックスを持つネットワークパケットルールを削除します。
コマンド構文
kesl-control -F --del-rule --name <ルール名>
kesl-control [-F] --del-rule --index <インデックス>
引数とオプション
--name <ルールの名前> は、ネットワークパケットルールの名前です。
--index <インデックス>:ネットワークパケットルールのリスト中のルールの番号。
kesl-control --move-rule
このコマンドは、ネットワークパケットルールの実行の優先度を変更します。
コマンド構文
kesl-control [-F] --move-rule --name <ルール名> --at <インデックス>
kesl-control [-F] --move-rule --index <インデックス> --at <インデックス>
引数とオプション
--name <ルールの名前> は、ネットワークパケットルールの名前です。
--index < インデックス >:ネットワークパケットルールのリスト中のルールの現在の番号。
--at < インデックス >:ネットワークパケットルールのリスト中のルールの新しい番号。
kesl-control --add-zone
このコマンドは、ネットワークゾーンにアドレスを追加します。
コマンド構文
kesl-control [-F] --add-zone --zone <ゾーン> --address <アドレス>
引数とオプション
--zone <zone> は、ネットワークゾーンの事前定義済みの名前です。
--address <address> はネットワークアドレスまたはサブネットです。
kesl-control --del-zone
このコマンドは、ネットワークゾーンからアドレスを削除します。
コマンド構文
kesl-control [-F] --del-zone --zone <ゾーン> --address <アドレス>
kesl-control [-F] --del-zone --zone <ゾーン> --index <アドレスインデックス>
引数とオプション
--zone <zone> は、ネットワークゾーンの事前定義済みの名前です。
--address <address> はネットワークアドレスまたはサブネットです。
--index <アドレスインデックス>:ネットワークゾーン内のアドレスの番号。
kesl-control -F --query
このコマンドは、Kaspersky Endpoint Security で作成されたファイアウォールルールを表示します。
コマンド構文
kesl-control -F --query