SSH プロトコルを使用してネットワークエージェントをインストールする
リモートコンピュータにネットワークエージェントをインストールする方法として、SSH プロトコルを使用する方法があります。
次の前提条件を満たしていることを確認してください:
- Kaspersky Security Center 管理サーバーが企業ネットワークに導入されている。
- Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションに管理コンソールがインストールされている。
- ネットワークエージェントのインストールパッケージが作成され、管理サーバーの共有フォルダに保存されている。
- リモートコンピュータでリモートログインが有効になっている。
- ネットワークエージェントのインストールに使用するコンピュータアカウントが sudoers に含まれている。
インストールパッケージの詳細は、 Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
SSH プロトコルを使用してネットワークエージェントをインストールする
- 管理者のワークステーションで SSH クライアントを起動します。
- リモートコンピュータに接続します。
- 管理サーバーの共有フォルダを、リモートコンピュータのネットワークドライブとして接続します。これには、SSH クライアントに次のコマンドを入力します:
mkdir /Volumes/KLSHARE
mount_smbfs //<管理者アカウント>:<パスワード>@<管理サーバーの IP アドレス>/KLSHARE /Volumes/KLSHARE
パラメータの説明:
<管理者アカウント>
- 管理サーバーの管理者アカウントの名前。<パスワード>
- 管理サーバーの管理者のパスワード。<管理サーバーの IP アドレス>
- Kaspersky Security Center を運用しているサーバの IP アドレス。
- インストールスクリプトを実行します。これには、SSH クライアントに次のコマンドを入力します:
cd /Volumes/KLSHARE/<klnagent_package_folder>
<klnagent_package_folder>
は、ネットワークエージェントのインストールパッケージが格納されているフォルダです。
sudo ./install.sh --accept_eula [-r <サーバ>] [-p <ポート番号>] [-s use_ssl 0|1] [-l <SSL ポート番号>] [-x use_proxy 0|1] [-a <プロキシ>] [-n <proxy login>] [-w <proxy password>]
パラメータの説明:
<サーバ>
- Kaspersky Security Center がインストールされているサーバの IP アドレスまたは DNS 名。<ポート番号>
- 管理サーバーへの暗号化されていない接続を確立する時に使用されるポートの番号。既定では、ポート 14000 が使用されます。use_ssl 0|1
- ネットワークエージェントと管理サーバとの間で接続を確立する時に、暗号化を使用するかどうかを指定します。値が「0」の場合は、暗号化されていない接続を使用します。値が「1」の場合は、SSL プロトコルを使用して接続を確立します(既定値)。<SSL ポート番号>
- SSL プロトコルを使用して管理サーバーへの暗号化された接続を確立する時に使用されるポートの番号。既定では、ポート 13000 が使用されます。use_proxy 0|1
- インターネット接続時に、プロキシサーバが使用されるかどうかを指定するパラメータ。値が「0」の場合は、プロキシサーバを使用しません。値が「1」の場合は、プロキシサーバを使用して接続を確立します(既定値)。<プロキシ>
- プロキシサーバの IP アドレスまたは DNS 名を入力します。<proxy_login>
- プロキシサーバへ接続するためのユーザ名。<proxy_password>
- プロキシサーバへ接続するためのパスワード。
重要:このコマンドの実行には管理者権限が必要です。
- リモートコンピュータのネットワークドライブを接続解除します。これには、SSH クライアントに次のコマンドを入力します:
umount /Volumes/KLSHARE
- リモートコンピュータ上でネットワークエージェントが問題なく機能するか確認します。これには、SSH クライアントに次のコマンドを入力します:
cd /Library/Application\ Support/Kaspersky\ Lab/klnagent/Binaries/
sudo ./klnagchk
チェックが正常に完了すると、ネットワークエージェントは正しく動作します。
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