iOS MDM デバイスでのロック解除用パスワードの強度の設定

iOS MDM デバイスのデータを保護するために、ロック解除用パスワードの強度を設定します。

既定では、簡単なパスワードを使用できます。「簡単なパスワード」とは、「abcd」や「2222」のような連続する文字や反復する文字で構成されたパスワードです。特殊文字を含む英数字のパスワードを入力する必要はありません。既定では、パスワードの有効期間およびパスワードの試行回数に制限はありません。

iOS MDM デバイスのロック解除用パスワードの強度を設定するには:

  1. コンソールツリーの[管理対象デバイス]フォルダーで、iOS MDM デバイスが属する管理グループを選択します。
  2. 選択したグループの作業領域で、[ポリシー]タブを選択します。
  3. ダブルクリックでポリシーのプロパティウィンドウを開きます。
  4. ポリシーのプロパティウィンドウで、[パスワード]セクションを選択します。
  5. パスワードの設定]セクションで、[デバイスに設定を適用する]をオンにします。
  6. ロック解除用パスワードの強度の設定:
    • 簡単なパスワードを使用できるようにするには、[簡単なパスワードを許可する]をオンにします。
    • 英字と数字の両方をパスワードに使用することを要求する場合は、[英数字の値を要求する]をオンにします。
    • パスワードの長さの最小値]で、パスワードの文字数の最小値を選択します。
    • 特殊文字の最小数]で、パスワードに使用する特殊文字(「$」「&」「!」など)の最小文字数を選択します。
    • パスワードの最長有効期間]で、パスワードの有効期間を日数で指定します。この期間を過ぎると、Kaspersky Device Management for iOS はユーザーにパスワードの変更を要求します。
    • 自動ロックを有効にする]で、iOS MDM デバイスの自動ロックを有効にする時間を選択します。
    • パスワードの履歴]に、パスワードを変更する時に、Kaspersky Device Management for iOS が新しいパスワードと比較するためにパスワードの数(現在のパスワードも含む)を指定します。パスワードが一致した場合、新しいパスワードは拒否されます。
    • パスワードなしでロック解除する最長時間]で、パスワードを入力せずに iOS MDM デバイスのロックを解除できる時間を設定します。
    • アクセスの最大試行回数]で、iOS MDM デバイスのロック解除用パスワードを入力できる試行回数を選択します。
  7. 適用]をクリックして、変更を保存します。

これにより、ポリシーが適用された後、Kaspersky Device Management for iOS はモバイルデバイスに設定されているパスワードの強度を確認します。デバイスのロック解除用パスワードの強度がポリシーに準拠していない場合、ユーザーはパスワードを変更するように要求されます。

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