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暗号化されたファイルへのアクセスの復元処理
ファイルが暗号化されると、Kaspersky Endpoint Security は、暗号化されたファイルに直接アクセスするために必要な暗号化鍵を受け取ります。この暗号化鍵を使用すると、ファイルの暗号化中にアクティブだった Windows アカウントで作業しているユーザーは、暗号化ファイルに直接アクセスできます。ファイルの暗号化中、アクティブではなかった Windows アカウントで作業しているユーザーは、暗号化ファイルにアクセスするには、Kaspersky Security Center に接続する必要があります。
次の状況では、暗号化されたファイルにアクセスできないことがあります:
暗号化されたファイルにアクセスするには、ユーザーは復元手順(要求と応答)を開始する必要があります。
暗号化されたファイルへのアクセスを復元するには、次の手順を実行します:
ユーザーがアクセス要求ファイルを管理者に送信します(以下の図を参照)。 管理者はアクセス要求ファイルを Kaspersky Security Center に追加し、アクセスキーファイルを作成してユーザーに送信します。 ユーザーはアクセスキーファイルを Kaspersky Endpoint Security に追加し、ファイルへのアクセスを取得します。
暗号化されたファイルへのアクセスの復元処理
復元手順を開始するには、ユーザーはファイルにアクセスを試みる必要があります。その結果、Kaspersky Endpoint Security はアクセス要求ファイル(拡張子が KESDC のファイル)を作成します。ユーザーは、このファイルを管理者に電子メールなどで送信する必要があります。
Kaspersky Endpoint Security は、コンピューターのドライブ(ローカルドライブまたはリムーバブルドライブ)に保存されているすべての暗号化されたファイルにアクセスするためのアクセス要求ファイルを生成します。
管理コンソール(MMC)で暗号化されたデータアクセスキーファイルを取得する方法
Kaspersky Security Center の管理コンソールを開きます。 コンソールツリーの[管理対象デバイス ]フォルダーで、設定を適用するクライアントコンピューターが属している管理グループのフォルダーを開きます。 作業領域で、[デバイス ]タブを選択します。 [デバイス ]タブで、暗号化データへのアクセスを要求しているユーザーのコンピューターを選択して、右クリックしコンテキストメニューを表示します。 コンテキストメニューで、[オフラインモードでのアクセスを許可する ]を選択します。 表示されたウィンドウで、データ暗号化 タブを選択します。 [データ暗号化 ]タブで[参照 ]をクリックします。 アクセス要求ファイルを選択するウィンドウで、ユーザーから受け取ったファイルへのパスを指定します。 ユーザーのリクエストに関する情報が表示されます。Kaspersky Security Center はキーファイルを生成します。生成された暗号化データのアクセスキーファイルをユーザーにメールで送信します。または、アクセスファイルを保存し、任意の受け渡し方法でファイルを転送します。
オフラインモードでのアクセスを許可する
Web コンソールで暗号化されたデータアクセスキーファイルを取得する方法
Web コンソールのメインウィンドウで、[デバイス ]→[管理対象デバイス ]の順に選択します。 データへのアクセスを復元するコンピューターの名前の横にあるチェックボックスをオンにします。 [オフラインモードでのデバイスへのアクセスを許可 ]をクリックします。 データ暗号化 プラグインを選択します。[ファイルの選択 ]をクリックして、ユーザーから受け取ったアクセス要求ファイル(拡張子が KESDC のファイル)を選択します。Web コンソールには、リクエストに関する情報が表示されます。これには、ユーザーがファイルへのアクセスを要求しているコンピューターの名前が含まれます。
[ライセンスを保存 ]をクリックして、暗号化されたデータのアクセスキーファイル(拡張子が KESDR のファイル)を保存するフォルダーを選択します。 その結果、暗号化されたデータのアクセスキーを取得できます。そのアクセスキーは、ユーザーに転送する必要があります。
暗号化されたデータアクセスキーファイルを受信した後、ユーザーはファイルをダブルクリックして実行する必要があります。その結果、Kaspersky Endpoint Security はドライブに保存されているすべての暗号化されたファイルへのアクセスを許可します。他のドライブに保存されている暗号化ファイルにアクセスするには、ドライブごとに別々のアクセスキーファイルを入手する必要があります。
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