製品の標準インストール

Kaspersky Security Center 11 Web コンソールでは、製品導入ウィザードを使用して組織内のコンピューターにカスペルスキー製品をインストールできます。製品導入ウィザードでは、主な処理として次の操作を実行できます:

  1. Kaspersky Endpoint Security for Windows のインストールパッケージの選択

    インストールパッケージには、Kaspersky Security Center を使用してカスペルスキー製品のリモートインストールを行うために必要なファイルがまとめられています。インストールパッケージには、製品のインストールに必要な設定と、インストール後すぐに製品を動作させるために必要な設定が含まれています。インストールパッケージは、配布キット内に含まれている拡張子が kpd と kud のファイルを使用して作成されます。Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージは、すべての Windows のバージョンおよびプロセッサアーキテクチャの種別で共通です。

  2. Kaspersky Security Center 管理サーバーの[アプリケーションのリモートインストール]タスクの作成

    KES11_Implement

    Kaspersky Endpoint Security の導入

Kaspersky Endpoint Security を導入するには:

Web コンソールのメインウィンドウで[検出と製品の導入]-[導入と割り当て]-[製品導入ウィザード]を選択します。

製品導入ウィザードが開始されます。ウィザードの指示に従います。

クライアントコンピューターで、TCP ポート 139 とポート 445、UDP ポート 137 とポート 138 を開いている必要があります。

ステップ 1:インストールパッケージの選択

Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージをリストから選択します。リスト内に Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージが含まれていない場合、[追加]をクリックしてパッケージを作成できます。インストールパッケージを作成する上で、製品の配布パッケージを検索してコンピューター上に保存する必要はありません。Web コンソールでは、カスペルスキーのサーバーにある配布パッケージのリストを表示して、インストールパッケージを自動的に作成できます。新しいバージョンの製品がリリースされると、このリストが更新されます。

Web コンソールで、インストールパッケージの設定を編集できます。たとえば、コンピューターにインストールする製品コンポーネントを選択できます。

ステップ 2:アプリケーションのアクティベーション

製品のアクティベーション用に、インストールパッケージにライセンスを追加します。この手順は省略可能です。管理サーバーの保管領域に自動配信可能なライセンスがある場合、ライセンスが後で自動的に追加されます。また、[ライセンスの追加]タスクを使用して、後から製品のアクティベーションを行うこともできます。

ステップ 3:ネットワークエージェントの選択

Kaspersky Endpoint Security と合わせてインストールされるネットワークエージェントのバージョンを選択します。ネットワークエージェントは、管理サーバーとクライアントコンピューターのやり取りをサポートします。ネットワークエージェントが既にコンピューター上にインストールされている場合、再インストールは行われません。

ステップ 4:インストール先のコンピューターの選択

Kaspersky Endpoint Security をインストールするコンピューターを選択します。次の設定方法があります:

ステップ 5:詳細設定

製品の詳細設定を編集します:

ステップ 6:コンピューターの再起動

コンピューターの再起動が必要な場合に実行する処理を選択します。Kaspersky Endpoint Security のインストールでは再起動は必要ありません。インストール前に競合するアプリケーションをアンインストールする必要がある場合にのみ再起動が必要になります。製品バージョンのアップデートでも、再起動が必要になる場合があります。

ステップ 7:競合するアプリケーションのアンインストール

表示される競合するアプリケーションのリストを慎重に確認して、これらの製品のアンインストールを許可します。コンピューターに競合するアプリケーションがインストールされていると、Kaspersky Endpoint Security のインストールはエラーで終了します。

ステップ 8:管理グループへの割り当て

それまでネットワークエージェントがインストールされておらず、このタスクを通してネットワークエージェントがインストールされるコンピューターを割り当てる管理グループを選択します。ポリシーグループタスクを適用するには、コンピューターの管理グループへの割り当てが必要です。コンピューターが既に管理グループに割り当てられている場合、再割り当ては実行されません。管理グループを選択しなかった場合、コンピューターは[未割り当てデバイス]グループに追加されます。

ステップ 9:コンピューターへのアクセス用のアカウントの選択

ネットワークエージェントをインストールする場合に、オペレーティングシステムの共有フォルダーを使用するときに利用するユーザーアカウントを選択します。この場合、コンピューターへのアクセスには管理者権限が必要です。複数のアカウントを追加できます。指定されたアカウントに十分な権限が付与されていない場合、インストールウィザードでは次に指定されているアカウントが使用されます。既にインストールされているネットワークエージェントを使用して Kaspersky Endpoint Security をインストールする場合は、アカウントを選択する必要はありません。

ステップ 10:インストールの開始

ウィザードの終了後、自動的にリモートインストールタスクが開始します。タスクのプロパティの[履歴]セクションで、タスクの進捗を監視できます。

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