スキャンは、コンピューターのセキュリティに必要不可欠です。スキャンを定期的に実行することで、セキュリティレベルの設定が低いなどの理由により、保護コンポーネントで検知されない悪意のあるソフトウェアが拡散する可能性を排除できます。
Kaspersky Endpoint Security で完全スキャン、オブジェクトスキャン、簡易スキャン、コンテキストメニューから開始したスキャン、バックグラウンドスキャンを実行するとき、OneDrive クラウドストレージ上にコンテンツがあるファイルはスキャンされず、これらのファイルがスキャンされなかったというレコードがログ記録内に生成されます。
ウイルスやその他のマルウェアを検知して、ソフトウェアモジュールの統合性をチェックするために、Kaspersky Endpoint Security では次のタスクを実行します:
完全スキャン
コンピューター全体の徹底的なスキャン。Kaspersky Endpoint Security が、次のオブジェクトをスキャンします:
コンピューターのリソース消費量を抑えるために、完全スキャンタスクではなくバックグラウンドスキャンタスクを実行することを推奨します。この選択によってセキュリティレベルが影響を受けることはありません。
簡易スキャン
既定では、カーネルメモリ、実行中のプロセスおよびスタートアップオブジェクト、ディスクブートセクターをスキャンします。
完全スキャンタスクと簡易スキャンタスクは、他のスキャンタスクとやや異なります。この 2 つのスキャンタスクでは、スキャン範囲を編集することは推奨されません。
オブジェクトスキャン
Kaspersky Endpoint Security はユーザーが選択したオブジェクトをスキャンします。次のリストから任意のオブジェクトをスキャンできます:
バックグラウンドスキャン
Kaspersky Endpoint Security はスタートアップオブジェクト、カーネルメモリ、システムパーティションをスキャンします。バックグラウンドスキャンを利用すると、コンピューターのリソースの消費量を抑えることができます。バックグラウンドスキャンの開始時に、Kaspersky Endpoint Security の通知は表示されません。
整合性チェック
ソフトウェアモジュールに破損や変更がないかチェックします。
スキャンタスクの開始後、[タスク]ウィンドウ内にある実行中のスキャンタスクの名前の下に、タスクの進捗状況が表示されます。スキャンタスクの実行中に発生したスキャン結果およびイベントに関する情報は、Kaspersky Endpoint Security レポートに記録されます。