ローカルコンピュータードライブのファイルの暗号化

Kaspersky Endpoint Security では、OneDrive クラウドストレージに置かれているファイルを暗号化しません。また、暗号化されたファイルが復号化ルールに追加されていない限り、暗号化されたファイルの OneDrive クラウドストレージへのコピーをブロックします。

Kaspersky Endpoint Security は、FAT32 および NTFS ファイルシステムのファイルの暗号化に対応しています。対応していないファイルシステムのリムーバブルドライブがコンピューターに接続されると、このリムーバブルドライブの暗号化タスクはエラーにより失敗し、リムーバブルドライブが読み取り専用になります。

ローカルドライブでファイルを暗号化するには:

  1. Kaspersky Security Center の管理コンソールを開きます。
  2. コンソールツリーの[管理対象デバイス]フォルダーで、設定を適用するクライアントコンピューターが属している管理グループのフォルダーを開きます。
  3. 作業領域で、[ポリシー]タブを選択します。
  4. 目的のポリシーを選択し、ダブルクリックしてポリシーのプロパティを表示します。
  5. データ暗号化]セクションで[ファイルレベルの暗号化]を選択します。
  6. ウィンドウの右側で、[暗号化]タブを選択します。
  7. 暗号化モード]で、[ルールに従う]を選択します。
  8. 暗号化]タブで[追加]をクリックし、ドロップダウンリストから次のいずれかを選択します:
    1. Kaspersky Lab が推奨するローカルユーザープロファイルフォルダーのファイルを暗号化ルールに追加するには、[定義済みフォルダー]を選択します。

      定義済みフォルダーの選択]ウィンドウが表示されます。

    2. 暗号化ルールに追加するフォルダーのパスを手動で入力するには、[カスタムフォルダー]を選択します。

      カスタムフォルダーの追加]ウィンドウが表示されます。

    3. ファイルの拡張子を暗号化ルールに追加するには、[ファイルの拡張子による指定]を選択します。Kaspersky Endpoint Security は、コンピューターのすべてのローカルドライブ上の指定された拡張子を持つファイルを暗号化します。

      ファイル拡張子のリストの追加 / 編集]ウィンドウが表示されます。

    4. ファイルの拡張子のグループを暗号化ルールに追加するには、[ファイルの拡張子のグループによる指定]を選択します。拡張子のグループに含まれるファイル拡張子を持つ、コンピューターのローカルドライブにあるすべてのファイルが暗号化されます。

      ファイル拡張子のグループの選択]ウィンドウが表示されます。

  9. 変更内容を保存するには、ポリシーのプロパティウィンドウで[OK]をクリックします。
  10. ポリシーを適用します。

    Kaspersky Security Center ポリシーの適用について詳しくは、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

ポリシーを適用すると、Kaspersky Endpoint Security は、暗号化ルールに含まれ復号化ルールに含まれていないファイルをただちに暗号化します。

同じファイルが暗号化ルールと復号化ルールの両方に追加されると、そのファイルが暗号化されていない場合は暗号化されず、暗号化されている場合は復号化されます。

暗号化されていないファイルのプロパティ(ファイルパス、ファイル名、ファイル拡張子)が変更され、その結果が暗号化ルールに一致する場合、そのファイルは暗号化されます。

Kaspersky Endpoint Security は、開かれているファイルについては、閉じられるまで暗号化を延期します。

新しいファイルが作成され、そのファイルのプロパティが暗号化ルールの条件と一致する場合、Kaspersky Endpoint Security はそのファイルが開かれると同時に暗号化します。

暗号化されているファイルを同じローカルドライブ上の別のフォルダーに移動する場合、移動先のフォルダーが暗号化ルールに含まれるかどうかとは関係なく、ファイルの暗号化は維持されます。

ページのトップに戻る