複合ファイルのスキャン

ウイルスやその他のマルウェアの隠蔽には、アーカイブやデータベースなどの複合ファイルに埋め込む技術が一般的に使用されています。このような方法で隠されているウイルスやその他のマルウェアを検知するためには、複合ファイルを解凍する必要がありますが、スキャンの速度が低下する場合があります。スキャンする複合ファイルの種類を限定することで、スキャンを高速化できます。

感染している複合ファイルの処理方法(駆除または削除)は、ファイルの種別により異なります。

ファイル脅威保護では、RAR、ARJ、ZIP、CAB、LHA 形式の複合ファイルが駆除されます。それ以外の形式のファイルはすべて削除されます(メールデータベースを除く)。

複合ファイルのスキャンを設定するには:

  1. メインウィンドウで、[設定]をクリックします。
  2. 本製品の設定ウィンドウで、[脅威対策]→[ファイル脅威対策]の順に選択します。
  3. セキュリティレベル]セクションの[設定]をクリックします。

    ファイル脅威対策]ウィンドウが表示されます。

  4. ファイル脅威対策]ウィンドウで、[パフォーマンス]タブを選択します。
  5. 複合ファイルのスキャン]セクションで、スキャンする複合ファイルの種別として、圧縮ファイル、インストールパッケージ、Office 形式のファイルのいずれかを指定します。
  6. 作成または更新された複合ファイルのみをスキャンする場合は、[作成または更新されたファイルのみスキャン]をオンにします。

    ファイル脅威対策は、新しく作成された複合ファイルと、更新された複合ファイルのみをスキャンします。

  7. 詳細]をクリックします。

    複合ファイル]ウィンドウが表示されます。

  8. バックグラウンドスキャン]セクションで、次のいずれかを実行します:
    • ファイル脅威対策によるバックグラウンドでの複合ファイルの解凍をブロックする場合は、[複合ファイルをバックグラウンドで展開する]をオフにします。
    • バックグラウンドでのスキャン時にファイル脅威保護による複合ファイルの解凍を許可する場合は、[複合ファイルをバックグラウンドで展開する]をオンにし、[最小サイズ]に任意の値を入力します。
  9. サイズ制限]セクションで、次のいずれかを実行します:
    • ファイル脅威対策を使用して大きな複合ファイルを解凍しない場合は、[大きな複合ファイルをスキャンしない]をオンにし、[ファイルの最大サイズ]に任意の値を入力します。指定された値を超えるサイズのファイルは解凍されません。
    • ファイル脅威対策を使用して大きな複合ファイルを解凍する場合は、[大きな複合ファイルをスキャンしない]をオフにします。

      ファイルのサイズが[ファイルの最大サイズ]の値を超えている場合、そのファイルはサイズの大きいファイルに分類されます。

    アーカイブから展開されるサイズの大きいファイルは、[大きな複合ファイルをスキャンしない]がオンにされているかどうかに関係なくスキャンされます。

  10. 変更内容を保存します。
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