暗号化されたファイルへのアクセスの復元処理

ファイルが暗号化されると、Kaspersky Endpoint Security は、暗号化されたファイルに直接アクセスするために必要な暗号化鍵を受け取ります。この暗号化鍵を使用すると、ファイルの暗号化中にアクティブだった Windows アカウントで作業しているユーザーは、暗号化ファイルに直接アクセスできます。ファイルの暗号化中、アクティブではなかった Windows アカウントで作業しているユーザーは、暗号化ファイルにアクセスするには、Kaspersky Security Center に接続する必要があります。

次の状況では、暗号化されたファイルにアクセスできないことがあります:

暗号化されたファイルにアクセスするには、ユーザーは復元手順(要求と応答)を開始する必要があります。

暗号化されたファイルへのアクセスを復元するには、次の手順を実行します:

  1. ユーザーがアクセス要求ファイルを管理者に送信します(以下の図を参照)。
  2. 管理者はアクセス要求ファイルを Kaspersky Security Center に追加し、アクセスキーファイルを作成してユーザーに送信します。
  3. ユーザーはアクセスキーファイルを Kaspersky Endpoint Security に追加し、ファイルへのアクセスを取得します。

    KES11_Encryption_Request

    暗号化されたファイルへのアクセスの復元処理

復元手順を開始するには、ユーザーはファイルにアクセスを試みる必要があります。その結果、Kaspersky Endpoint Security はアクセス要求ファイル(拡張子が KESDC のファイル)を作成します。ユーザーは、このファイルを管理者に電子メールなどで送信する必要があります。

Kaspersky Endpoint Security は、コンピューターのドライブ(ローカルドライブまたはリムーバブルドライブ)に保存されているすべての暗号化されたファイルにアクセスするためのアクセス要求ファイルを生成します。

管理コンソール(MMC)で暗号化されたデータアクセスキーファイルを取得する方法

Web コンソールで暗号化されたデータアクセスキーファイルを取得する方法

暗号化されたデータアクセスキーファイルを受信した後、ユーザーはファイルをダブルクリックして実行する必要があります。その結果、Kaspersky Endpoint Security はドライブに保存されているすべての暗号化されたファイルへのアクセスを許可します。他のドライブに保存されている暗号化ファイルにアクセスするには、ドライブごとに別々のアクセスキーファイルを入手する必要があります。

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