ウェブ脅威対策の有効化と無効化

既定では、ウェブ脅威対策は有効になっており、カスペルスキーのエキスパートが推奨するモードで実行されています。ウェブ脅威対策では、異なる設定の組み合わせを適用できます。アプリケーションに保存されるこれらの設定の組み合わせ(推奨)は、「セキュリティレベル」と呼ばれます。カスペルスキーのエキスパートが推奨する設定グループは、[推奨]セキュリティレベルです(下の表を参照)。HTTP および GTP プロトコルを介して受け取りまたは転送された Web トラフィックに対して、Web トラフィックのセキュリティレベルを事前インストールされたセキュリティレベルから選択することも、カスタマイズすることもできます。セキュリティレベルの設定を変更した場合、いつでも推奨の設定に戻すことができます。

ウェブ脅威対策を有効または無効にするには:

  1. メインウィンドウ下部のボタン(icon_settings)をクリックします。
  2. 本製品の設定ウィンドウで、[プロテクション]→[脅威対策]→[ウェブ脅威対策]の順に選択します。
  3. ウェブ脅威対策]トグルスイッチを使用して機能を有効または無効にします。
  4. この機能を有効にした場合は[セキュリティレベル]セクションで次の操作を実行してください。
    • 事前に設定されているセキュリティレベルのいずれかを適用する場合は、スライダーを使って選択します:
      • :HTTP や FTP 経由でコンピューターが受信する Web トラフィックをウェブ脅威対策が最大限にスキャンするときのセキュリティレベル。ウェブ脅威対策は、あらゆる定義データベースを使用してすべての Web トラフィックオブジェクトを詳細にスキャンし、最も徹底的なヒューリスティック分析を実行します。
      • 推奨:Kaspersky Endpoint Security のパフォーマンスと Web トラフィックのセキュリティの間で最適なバランスが取れたセキュリティレベル。ウェブ脅威対策はスキャンレベルでヒューリスティック分析を実行します。カスペルスキーのスペシャリストは、この Web トラフィックセキュリティレベルを推奨しています。推奨されるセキュリティレベルの設定値は次の表を参照してください。
      • :この Web トラフィックセキュリティレベルの設定により、Web トラフィックのスキャンの速度が最大になります。ウェブ脅威対策はスキャンレベルでヒューリスティック分析を実行します。
    • カスタムのセキュリティレベルを設定する場合は、[詳細設定]をクリックして、機能の設定を定義します。

      ウィンドウ上部にある[推奨のセキュリティレベルに戻す ]をクリックすると、事前設定されたセキュリティレベルを復元することができます。

  5. 変更内容を保存します。

    カスペルスキーが推奨するウェブ脅威対策の設定値(推奨されるセキュリティレベル)

    パラメータ

    説明

    危険なリンクのデータベース内にリンクが登録されているかどうかチェックする

    有効

    Web アドレスをスキャンして悪意のあるリンクのデータベース内で確認し、Web サイトが拒否リストに登録されているかどうかを確認できます。カスペルスキーが維持する悪意のある URL のデータベースはアプリケーションインストールパッケージに含まれており、Kaspersky Endpoint Security の定義データベースアップデート時にアップデートされます。

    フィッシングサイトを含む Web サイトの URL データベースで URL をチェックする

    有効

    フィッシングサイトの URL のデータベースには、現時点で、フィッシング攻撃を実行するために使用されていることがわかっている Web サイトのアドレスが登録されています。カスペルスキーは、国際的な組織であるAnti-Phishing Working Groupから得たアドレスでこのリストを補完しています。カスペルスキーが作成するフィッシングアドレスのデータベースはアプリケーションインストールパッケージに含まれており、Kaspersky Endpoint Security の定義データベースアップデート時にアップデートされます。

    ヒューリスティック分析を使用する(ウェブ脅威対策)

    スキャン (レベル中)

    この技術は、カスペルスキー製品の最新バージョンの定義データベースを使用しても検知できない脅威を検知するために開発されました。この技術により、未知のウイルスや既知のウイルスの新しい亜種に感染している可能性があるファイルが検知されます。

    ウイルスやその他の脅威を持つアプリケーションがないかWebトラフィックをスキャンしている間、ヒューリスティック分析は実行ファイルの命令を処理します。ヒューリスティック分析が実行する命令の数は、ヒューリスティック分析内で指定されたレベルに準じます。ヒューリスティック分析のレベルは、新しい脅威を検索する際の完全性レベル、オペレーティングシステムリソースへの負荷、ヒューリスティック分析時間の間のバランスを設定します。

    ヒューリスティック分析を使用する(フィッシング対策)

    有効

    この技術は、カスペルスキー製品の最新バージョンの定義データベースを使用しても検知できない脅威を検知するために開発されました。この技術により、未知のウイルスや既知のウイルスの新しい亜種に感染している可能性があるファイルが検知されます。

    脅威の検知時の処理

    ダウンロードをブロックする

    このオプションがオンの場合、Web トラフィック内に感染したオブジェクトを検知すると、ウェブ脅威対策はこのオブジェクトへのアクセスをブロックし、処理に関するメッセージをブラウザー上に表示します。

     

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