本製品の整合性の確認
Kaspersky Endpoint Security は、本製品のインストールフォルダーにあるアプリケーションファイルに破損や変更がないかチェックします。たとえば、アプリケーションライブラリのデジタル署名が正しくない場合、そのライブラリは破損していると考えられます。整合性チェックタスクは、アプリケーションファイルをスキャンするためのタスクです。Kaspersky Endpoint Security で悪意のあるオブジェクトが検知され、そのオブジェクトを無害化できなかった場合、整合性チェックタスクを実行してください。
整合性チェックタスクは Kaspersky Security Center 12 Web コンソールおよび管理コンソールの両方で作成できます。Kaspersky Security Center Cloud コンソールではこのタスクを作成できません。
管理コンソール(MMC)を使用してアプリケーションの整合性チェックを実行する方法
- 管理コンソールで、[管理サーバー]→[タスク]のフォルダーに移動します。
タスクのリストが表示されます。
- [新規タスク]をクリックします。
タスクウィザードが起動します。ウィザードの指示に従います。
ステップ 1:タスク種別の選択
[Kaspersky Endpoint Security for Windows (11.6.0)]→[整合性チェック]を選択します。
ステップ 2:タスクを割り当てるデバイスの選択
タスクを実行するコンピューターを選択します。次の設定方法があります:
- 管理グループにタスクを割り当てます。この場合、作成済みの管理グループに含まれるコンピューターにタスクが割り当てられます。
- 未割り当てデバイスなど、管理サーバーがネットワーク内で検出したデバイスを選択します。タスクの対象となるデバイスには、未割り当てデバイスだけでなく管理グループ内のデバイスも含めることができます。
- デバイスのアドレスを手動で指定するか、リストからインポートします。タスクを割り当てるデバイスの NetBIOS 名、IP アドレス、IP サブネットを指定できます。
ステップ 3:タスク開始スケジュールの設定
たとえば、手動で、またはウイルス発生が検知されたときに、タスクを開始するスケジュールを設定します。
ステップ 4:タスク名の定義
コンピューターの感染後の整合性チェック
など、タスクの名前を入力します。
ステップ 5:タスク作成の完了
ウィザードを終了します。必要に応じて、[ウィザードの完了後にタスクを実行する]をオンにします。タスクのプロパティでタスクの進行状況を監視できます。本製品の整合性がチェックされます。整合性チェックタスクのプロパティで、タスクのスケジュールを設定することもできます。
Web コンソールを使用してアプリケーションの整合性チェックを実行する方法
- Web コンソールのメインウィンドウで、[デバイス]→[タスク]の順に選択します。
タスクのリストが表示されます。
- [追加]をクリックします。
タスクウィザードが起動します。
- タスクの設定を指定します:
- アプリケーションドロップダウンリストで、Kaspersky Endpoint Security for Windows (11.6.0)を選択します。
- [タスク種別]で、[整合性チェック]を選択します。
- [タスク名]に「
コンピューターへの感染を検知後のアプリケーションの整合性のチェック
」などの短く分かりやすい名前を付けます。 - [タスクを割り当てるデバイスの選択]で、タスク範囲の指定方法を選択します。
- タスク範囲の指定方法に応じて、対象デバイスを選択します。[次へ]をクリックします。
- [終了]をクリックして、ウィザードを終了します。
タスクのリストに新しいタスクが表示されます。
- タスクの横にあるチェックボックスをオンにします。
本製品の整合性がチェックされます。整合性チェックタスクのプロパティで、タスクのスケジュールを設定することもできます。
アプリケーションの整合性が侵害されている状況として、次のケースがあります:
- 悪意のあるオブジェクトによって Kaspersky Endpoint Security のファイルが変更された。この場合、オペレーティングシステムのツールを使用して Kaspersky Endpoint Security を復元します。復元が完了したら、コンピューターの完全スキャンを実行し、それから整合性チェックを再び実行してください。
- デジタル署名の有効期限が切れている。この場合、Kaspersky Endpoint Security をアップデートします。
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