本製品の整合性の確認
ソフトウェアモジュールに破損や変更がないかチェックします。たとえば、アプリケーションライブラリのデジタル署名が正しくない場合、そのライブラリは破損していると考えられます。整合性チェックタスクは、アプリケーションファイルをスキャンするためのタスクです。Kaspersky Endpoint Security で悪意のあるオブジェクトが検知され、そのオブジェクトを無害化できなかった場合、整合性チェックタスクを実行してください。
整合性チェックタスクは Kaspersky Security Center Web コンソールおよび管理コンソールの両方で作成できます。Kaspersky Security Center Cloud コンソールではこのタスクを作成できません。
アプリケーションの整合性が侵害されている状況として、次のケースがあります:
- 悪意のあるオブジェクトによって Kaspersky Endpoint Security のファイルが変更された。この場合、オペレーティングシステムのツールを使用して Kaspersky Endpoint Security を復元します。復元が完了したら、コンピューターの完全スキャンを実行し、それから整合性チェックを再び実行してください。
- デジタル署名の有効期限が切れている。この場合、Kaspersky Endpoint Security をアップデートします。
管理コンソール(MMC)を使用してアプリケーションの整合性チェックを実行する方法
- 管理コンソールで、[管理サーバー]→[タスク]のフォルダーに移動します。
タスクのリストが表示されます。
- [新規タスク]をクリックします。
タスクウィザードが起動します。ウィザードの指示に従います。
ステップ 1:タスク種別の選択
[Kaspersky Endpoint Security for Windows (11.7.0)]→[整合性チェック]を選択します。
ステップ 2:タスクを割り当てるデバイスの選択
タスクを実行するコンピューターを選択します。次の設定方法があります:
- 管理グループにタスクを割り当てます。この場合、作成済みの管理グループに含まれるコンピューターにタスクが割り当てられます。
- 未割り当てデバイスなど、管理サーバーがネットワーク内で検出したデバイスを選択します。タスクの対象となるデバイスには、未割り当てデバイスだけでなく管理グループ内のデバイスも含めることができます。
- デバイスのアドレスを手動で指定するか、リストからインポートします。タスクを割り当てるデバイスの NetBIOS 名、IP アドレス、IP サブネットを指定できます。
ステップ 3:タスク開始スケジュールの設定
たとえば、手動で、またはウイルス発生が検知されたときに、タスクを開始するスケジュールを設定します。
ステップ 4:タスク名の定義
コンピューターの感染後の整合性チェック
など、タスクの名前を入力します。
ステップ 5:タスク作成の完了
ウィザードを終了します。必要に応じて、[ウィザードの完了後にタスクを実行]をオンにします。タスクのプロパティでタスクの進行状況を監視できます。本製品の整合性がチェックされます。整合性チェックタスクのプロパティで、タスクのスケジュールを設定することもできます(下の表を参照)。
Web コンソールを使用してアプリケーションの整合性チェックを実行する方法
- Web コンソールのメインウィンドウで、[デバイス]→[タスク]の順に選択します。
タスクのリストが表示されます。
- [追加]をクリックします。
タスクウィザードが起動します。
- タスクの設定を指定します:
- アプリケーションドロップダウンリストで、Kaspersky Endpoint Security for Windows (11.7.0)を選択します。
- [タスク種別]で、[整合性チェック]を選択します。
- [タスク名]に「
コンピューターへの感染を検知後のアプリケーションの整合性のチェック
」などの短く分かりやすい名前を付けます。 - [タスクを割り当てるデバイスの選択]で、タスク範囲の指定方法を選択します。
- タスク範囲の指定方法に応じて、対象デバイスを選択します。[次へ]をクリックします。
- [終了]をクリックして、ウィザードを終了します。
タスクのリストに新しいタスクが表示されます。
- タスクの横にあるチェックボックスをオンにします。
本製品の整合性がチェックされます。整合性チェックタスクのプロパティで、タスクのスケジュールを設定することもできます(下の表を参照)。
製品インターフェイスで整合性チェックを実行する方法
- メインウィンドウで、[タスク]セクションに移動します。
- タスクのリストが表示されます。整合性チェックタスクを選択して[スキャン]をクリックします。
本製品の整合性がチェックされます。整合性チェックタスクのプロパティで、タスクのスケジュールを設定することもできます(下の表を参照)。整合性チェックが表示されない場合は、管理者によりポリシー内でローカルタスクの使用が禁止されていることを意味します。
整合性チェックタスク
パラメータ
|
説明
|
スキャンのスケジュール
|
手動開始:都合の良いときに手動でスキャンを開始できる実行方法です。
スケジュールで指定:このスキャンタスク実行方法では、スキャンタスクは作成したスケジュールに従って実行されます。このスキャンタスク実行方法を選択した場合でも、スキャンタスクを手動で開始することもできます。
|
スキップしたタスクを後で実行する
|
このチェックボックスをオンにすると、スキップされたスキャンタスクは実行可能になると同時に開始されます。スキャンタスクの開始時間にコンピューターの電源がオフになっていた場合などに、スキャンタスクがスキップされることがあります。このチェックボックスをオフにすると、スキップされたスキャンタスクは開始されません。代わりに、現在のスケジュールに従って、次のスキャンタスクが実行されます。
|
コンピューターを使用していないときにのみ実行する
|
コンピューターのリソースの負荷が高い場合にスキャンタスクの開始を延期します。スクリーンセーバーの実行中またはコンピューターのロック時にのみ、スケジュールされたスキャンが実行されます。タスクの実行をコンピューターのロック解除などで中断した場合、Kaspersky Endpoint Security はタスクが中断された時点から自動でタスクを実行します。
|
<ユーザー名>として実行
(Kaspersky Security Center コンソール内でのみ利用可能)
|
既定では、スキャンタスクはオペレーティングシステムに登録されたユーザー名で実行されます。アプリケーションのインストールフォルダーにアクセスするには特別な権限が必要になることがあります。Kaspersky Endpoint Security の設定に適した権限を持っているユーザーを指定して、このユーザーアカウントでスキャンタスクを実行できます。
|
ページのトップに戻る