レポートと保管領域

レポート

レポートには、Kaspersky Endpoint Security の各コンポーネントの動作、データ暗号化イベント、各スキャンタスク、アップデートタスクおよび変更チェックタスクの実行、ならびに製品全体の操作に関する情報が記録されます。

レポートは、フォルダー「C:\ProgramData\Kaspersky Lab\KES\Report」に保存されます。

バックアップ

バックアップ保管領域には、脅威の駆除で削除または修正されたファイルのバックアップコピーが保存されています。バックアップコピーは、ファイルが駆除または削除される前に作成されるファイルのコピーです。ファイルのバックアップコピーは特別な形式で保存され、脅威となることはありません。

ファイルのバックアップコピーは、フォルダー C:\ProgramData\Kaspersky Lab\KES\QB に保存されます。

管理者グループに属するユーザーには、このフォルダーへの完全なアクセス権が付与されます。Kaspersky Endpoint Security のインストールに使用されたユーザーアカウントには、このフォルダーへの限定的なアクセス権が付与されます。

Kaspersky Endpoint Security では、ファイルのバックアップコピーへのアクセス権を編集できません。

隔離

隔離とは、ウイルスに感染したファイルや駆除できないファイルを移動する特別なローカルの保管領域です。隔離されたファイルは暗号化された状態で保管され、端末のセキュリティに影響はありません。Kaspersky Endpoint Security は Kaspersky Sandbox および Kaspersky Endpoint Detection and Response ソリューションと連携する際にのみこの隔離を使用します。その他のケースにおいては、Kaspersky Endpoint Security は関連するファイルをバックアップに保管します。ソリューションの一部として隔離を管理するには、Kaspersky Sandbox のヘルプKaspersky Endpoint Detection and Response Optimum のヘルプ、および Kaspersky Endpoint Detection and Response Expert のヘルプを参照してください。

隔離は Web コンソールを使用しないと設定できません。Web コンソールを使用して、隔離されたオブジェクトを管理(復元、削除、追加など)できます。コマンドラインを使用してオブジェクトをローカルコンピューター上に復元できます。.

Kaspersky Endpoint Security はシステムアカウント(SYSTEM)を使用してファイルを隔離します。

レポートと保管領域の設定

パラメータ

説明

保存期間

このチェックボックスをオンにすると、レポートの最長保管期間は指定した期間に制限されます。既定の最長レポート保管期間は 30 日です。この期間を経過すると、Kaspersky Endpoint Security は最も古いデータをレポートファイルから自動的に削除します。

レポートファイルの最大サイズ

このチェックボックスをオンにすると、最大レポートファイルサイズは指定した値に制限されます。既定では、最大ファイルサイズは 1024 MB です。最大レポートファイルサイズを超過しないように、最大レポートファイルサイズに到達すると、Kaspersky Endpoint Security は最も古いデータをレポートファイルから自動的に削除します。

保存期間

このチェックボックスをオンにすると、ファイルの最長保管期間は指定した期間に制限されます。既定の最長ファイル保管期間は 30 日です。最大保管期間を経過すると、最も古いファイルがバックアップから削除されます。

バックアップのサイズを制限する

このチェックボックスをオンにすると、保管領域の最大サイズは指定した値に制限されます。既定では、最大サイズは 100 MB です。保管領域の最大サイズを超過しないように、保管領域の最大サイズに到達すると、Kaspersky Endpoint Security は最も古いファイルを保管領域から自動的に削除します。

隔離のサイズを制限する

(Web コンソールでのみ利用可能)

隔離の最大サイズを MB で指定します。たとえば、隔離の最大サイズを 200 MB のように指定します。隔離のサイズの最大値に到達すると、Kaspersky Endpoint Security は対応するイベントを Kaspersky Security Center に送信し、イベントを Windows イベントログに公開します。その間本製品は新しいオブジェクトの隔離を停止します。隔離の中身を手動で空にしてください。

隔離の容量が次の割合に到達した際に通知する

(Web コンソールでのみ利用可能)

隔離のしきい値です。たとえば、「50%」」のように隔離のしきい値を設定できます。隔離のサイズのしきい値に到達すると、Kaspersky Endpoint Security は対応するイベントを Kaspersky Security Center に送信し、イベントを Windows イベントログに公開します。その間本製品は新しいオブジェクトの隔離を継続します。

管理サーバーへのデータ転送

(Kaspersky Security Center でのみ利用可能)

管理サーバーへ情報を転送する必要のあるイベントのカテゴリです。

関連項目:製品のローカルインターフェイスを使用した管理

レポートの表示

レポートのファイルへの保存

レポートの削除

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