MDR および EDR Optimum のライセンス管理

Kaspersky Endpoint Security は、Kaspersky Managed Detection and Response (MDR) および Kaspersky Endpoint Detection and Response Optimum (EDR Optimum) ソリューションの機能をサポートします。Kaspersky Endpoint Security をこれらのソリューションと併せて様々な構成で使用することができるため、お客様の組織のニーズに合わせてカスタマイズした保護システムを構築することができます。そのためには、各ソリューションのライセンスを購入する必要があります。ライセンスは、MDR アドオンのように単一のソリューションを使用できるライセンスと、EDR Optimum + MDR のように、複数のソリューションを使用できるものがあります。

MDR と EDR Optimum は次のライセンス方式をサポートします：

• MDR と EDR Optimum は Kaspersky Endpoint Security for Windows のライセンスの適用対象となっている。

  機能は Kaspersky Endpoint Security for Windows のアクティベーション後すぐに使用できます。追加するライセンスは 1 つのみです。

• MDR または EDR Optimum の別のライセンス（MDR アドオン、EDR Optimum アドオン、[EDR Optimum+MDR] のアドオン）。

  機能は、MDR アドオン、EDR Optimum アドオン、または [EDR Optimum+MDR] アドオン用の個別のライセンスの追加後、使用できるようになります。結果として、Kaspersky Endpoint Security のライセンスおよび MDR または EDR Optimum のライセンスの 2 種類のライセンスがコンピューターに追加されることになります。 最初に Kaspersky Endpoint Security のライセンスを追加する必要があります。

Kaspersky Endpoint Security では、MDR and EDR Optimum の現在のライセンスは １ つのみ追加できます。このため、これらのソリューションの両方をアクティベートする必要がある場合は、MDR と EDR Optimum のライセンスを個別に追加するのではなく、[EDR Optimum+MDR] アドオンのライセンスを １ つ追加する必要があります。また、予備のライセンスを １ つ追加することができます。

MDR の導入時に BLOB ファイルを使用した場合は、MDR をアクティベートするために別のライセンスを追加する必要はありません。BLOB ファイルにはライセンス情報が含まれています。

ソリューションの初期ライセンス方式

MDR および EDR Optimum の初回導入時には、ソリューションは Kaspersky Endpoint Security アプリケーションと同様の方法でアクティベートされます。［ライセンスの追加 ］タスクを使用するか、自動ライセンス配布機能を使用することができます。ライセンスは、お客様の選択したチェックボックスの内容に合わせて、2 つ目の現在のライセンスか、予備のライセンスとして追加されます。

別のライセンスへの切り替え

お客様の組織がすでにこれらのソリューションを導入済みの場合で、対応するライセンスがアプリケーションに追加されていた場合は、新しい構成のライセンス管理に関して特別な考慮事項があります。別のライセンスに切り替える際、アプリケーションは新しいライセンスを追加せず、現在のライセンスを新しいライセンスで置き換えます。これはMDR と EDR Optimum をアクティベートするために追加できるライセンスは １ つのみという制限があるためです。

例えば、組織で既に [EDR Optimum+MDR] ソリューションが導入されており、MDR アドオン構成に切り替えようとした場合を想定します。新しい構成に切り替えるには、[EDR Optimum+MDR] アドオンのライセンスを MDR アドオンのライセンスで置き換える必要があります。

EDR Optimum および MDR （[EDR Optimum+MDR] アドオン）の個別のライセンスは使用できなくなります。これらのソリューションの両方を使用したい場合は、 BLOB ファイルを使用して MDR をアクティベートして、EDR Optimum をライセンスでアクティベートしてください。

ライセンスの自動配布機能を使用すると、アプリケーションは同じ数のソリューションを対象とするライセンスを拒否します。つまり、EDR Optimum アドオンのライセンスを追加した場合は、このライセンスを MDR アドオンのライセンスで置き換えることはできません。ですが、EDR Optimum アドオンのライセンスを [EDR Optimum+MDR] アドオンのライセンスで置き換えることは可能です。MDR アドオンのライセンスを EDR アドオンのライセンスで置き換えようとすると拒否されます。［ライセンスの追加］タスクを実行してライセンスを置き換えることができます。［ライセンスの追加］タスクは、ソリューションの数に関係なくライセンスを置き換えることができます。

[EDR Optimum+MDR] アドオンの予備のライセンスが追加されている場合、EDR Optimum アドオンまたは MDR アドオンの現在のライセンスを正しく追加するため、最初に予備のライセンスを EDR Optimum アドオンまたは MDR アドオンのライセンスで置き換えるか、予備のライセンスを削除してから現在のライセンスを置き換えてください。

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