保護範囲とは、このコンポーネントが有効な場合にスキャンされるオブジェクトを意味します。各コンポーネントの保護範囲には、それぞれ異なる特性があります。ファイル脅威対策の保護範囲のプロパティは、スキャン対象ファイルの場所と種別です。既定では、ファイル脅威対策のスキャン対象は、ハードディスク、リムーバブルドライブ、およびネットワークドライブから実行された感染する可能性があるファイルのみです。
スキャンするファイル種別を選択するときには、次の点に留意してください:
保護範囲を作成するには:
既定で保護範囲に含まれているオブジェクトの削除または編集はできません。
フォルダーのツリーが開きます。
マスクを使用する
*
」(アスタリスク)文字。「\
」および「/
」(ファイルまたはフォルダーのパスにおけるファイル名またはフォルダー名の区切り文字)を除く任意の文字列に置き換えられます。たとえば、マスク「C:\*\*.txt
」は、C: ドライブ上のフォルダーにある拡張子が txt のすべてのファイルのパスを含みますが、サブフォルダーにあるファイルのパスは含みません。*
」(アスタリスク)文字。ファイル名またはフォルダー名内の、「\
」および「/
」(ファイルまたはフォルダーのパスにおけるファイル名またはフォルダー名の区切り文字)を含む任意の文字列に置き換えられます。たとえば、マスク「C:\Folder\**\*.txt
」は、「Folder
」フォルダーおよびそのサブフォルダーにある拡張子が txt のすべてのファイルのパスを含みます。このマスクは、1 つ以上のフォルダーの下に指定する必要があります。ドライブ直下での「C:\**\*.txt
」というマスクの指定は無効です。?
」(クエスチョンマーク)。「\
」および「/
」(ファイルまたはフォルダーのパスにおけるファイル名またはフォルダー名の区切り文字)を除く任意の 1 文字に置き換えられます。たとえば、マスク「C:\Folder\???.txt
」は、「Folder
」フォルダーにある拡張子が txt でファイル名が 3 文字のすべてのファイルのパスを含みます。ファイルまたはフォルダーのパスにマスクを使用できます。たとえば、コンピューター上のすべてのユーザーアカウントを対象として[ダウンロード]フォルダーをスキャンする場合は、「C:\Users\*\Downloads\
」と入力します。
スキャン範囲のオブジェクトのリストからオブジェクトを削除しなくてもオブジェクトをスキャンから除外することができます。そのためには、オブジェクトの横にあるチェックボックスをオフにします。