保護者による管理

近年、コンピュータおよび Web リソースへアクセスできる環境にある子供が増え続けています。その結果、さまざまな問題が発生しています。

保護者による管理では、子供たちがインターネットを使っているときに保護者が直面することの多い、次のような問題に対処できます:

保護者による管理では、コンピュータやインターネットで各ユーザが実行する処理を管理することにより、セキュリティ上のリスクを軽減し、ユーザのオンライン経験を安全なものにできます。

この機能では、個々のユーザに対し、柔軟に制限を設定し、有効化できます。たとえば、年齢を基準に、未成年の操作は制限するが、管理者アカウントを持つ成人は制限しないように設定できます。保護者による管理を有効または無効にするには[保護者による管理]ウインドウを使用します。

ユーザアカウントに対する保護者による管理を無効にする

注意:保護者による管理を有効化し、設定するには、Mac の管理者権限が必要です。

カスペルスキー インターネット セキュリティがコンピュータとインターネットで制御できるユーザ操作のカテゴリは、[Web 管理]、[時間管理]、[個人情報]、[SNS 管理]です。既定では、ユーザ操作の制御はすべてのカテゴリで無効になっています。

カテゴリごとにユーザ操作の管理を有効または無効にする

Web 管理

Web 管理は、ユーザがアクセスする Web サイトやダウンロードするファイルの監視に役立ちます。

コンテンツに基づいて、特定カテゴリの Web サイトへのアクセスをブロックできます。また、必要に応じて、除外リストを作成することもできます。ある Web サイトがブロック対象のカテゴリに属していても、除外リストに入っていれば、ユーザはそのサイトにアクセスできます。

特定の Web サイトカテゴリへのアクセスをブロックする

除外リストで Web サイトを登録または削除する

Google や Bing® 検索エンジンでは、セーフサーチモードを有効化して、必要のないカテゴリ(アダルト、アルコール、暴力など未成年には不適切なコンテンツ)に属する Web サイトが検索結果に表示されないようにできます。

セーフサーチモードを有効にする

インターネットからダウンロードをユーザに許可しないファイルのカテゴリを選択できます。

インターネットからのファイルのダウンロードを制限する

時間管理

ユーザがインターネットを使用する時間を制限する方法:

インターネットの使用時間を制限する

個人情報管理

クレジットカードの詳細情報、自宅の住所や電話番号などの個人情報の共有を禁止し、ユーザがこのような情報を SNS 経由で送信したり、Web サイトにアップしたりできないようにできます。このような個人情報の送信を試行してもブロックされ、その試行に関する情報がレポートに保存されます。

オンラインで共有できない個人情報のリストを作成する

SNS 管理

SNS(Facebook など)で行われるメッセージ送受信の管理では、メッセージの送受信を許可する連絡先の管理、送受信を禁じられている連絡先との送受信のブロック、およびメッセージ内容の監視ができます。許可する連絡先およびブロックする連絡先のリストを作成できます。連絡先とのメッセージの送受信をブロックした場合、その連絡先との間で送受信するすべてのメッセージがブロックされます。

SNS を経由してコミュニケーションを制限する

ブロックしたメッセージに関する情報、および個人情報の共有を試行したことは、レポートに保存されます。また、レポートには、送受信したすべてのメッセージの記録が連絡先ごとに表示されます。

レポートを、ユーザ操作のカテゴリ別、保護者による管理が有効化され設定されているユーザ別に表示することも可能です。

ユーザの操作に関するレポートを表示する

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