Milter プロトコルによって Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server と Postfix メールサーバーを統合する場合は、メッセージを Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server に転送してスキャンし、Postfix メールサーバーに戻すには、次の条件を満たしている必要があります:
socket 経由で受け取るようにフィルターを設定する必要があります。このソケットは、以下の手順のステップ 7 で、製品の設定ファイルに指定されます。scanner ソケット経由で Scan Logic に転送する必要があります。このソケットは、初期設定スクリプトの実行中に指定されます。Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server が Postfix メールサーバーと統合されている場合、socket および scanner は、ネットワークソケットまたはローカルソケットを参照できます。
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server を Milter プロトコルを使用して Postfix と統合するには:
postconf -e smtpd_milters=$milter_socket
ここで $sock_postfix_format は、次のようにフィルターが受信接続の待ち受けに使用する IP アドレスとポート番号、または UNIX ソケットを意味します:inet:<IP アドレス>:<ポート番号>(ネットワークソケットの場合)、または unix:<UNIX ソケットのパス> (UNIX ソケットの場合)。
#lms-milter-begin
milter_connect_macros = j _ {daemon_name} {if_name} {if_addr}
milter_helo_macros = {tls_version} {cipher} {cipher_bits} {cert_subject} {cert_issuer}
milter_mail_macros = i {auth_type} {auth_authen} {auth_ssf} {auth_author} {mail_mailer} {mail_host} {mail_addr}
milter_rcpt_macros = {rcpt_mailer} {rcpt_host} {rcpt_addr}
milter_default_action = $fail_type
milter_protocol = 3
milter_connect_timeout=180
milter_command_timeout=180
milter_content_timeout=600
#lms-milter-end
$fail_type には、値として 、accept、または rejecttempfail を指定できます。
${fail_type} は、フィルターが誤って機能している場合に、Postfix メールサーバーがメッセージに対して行う処理を定義します。
reject - メッセージを拒否します。accept - メッセージはスキップされスキャンは行われません。tempfail - メール送信者に一時エラー通知が送られます。推奨されるオプションは、tempfail です。
POSTFIX_INTEGRATION_TYPE= milter
START_MILTER=1
[milter] セクションで次のように指定します:$milter_socket のステップ 1 で指定した socket=<IP アドレスとポート番号> または <UNIX ソケット>
inet:<ポート>@<IP アドレス> (ネットワークソケットの場合)または unix:<UNIX ソケットのパス> (UNIX ソケットの場合)の形式。
例:
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[global] セクションで header-guard を false に設定します。