カスペルスキー パスワードマネージャーがデータを保護するしくみ

カスペルスキー パスワードマネージャーは、Advanced Encryption Standard(AES)に基づく対称キーアルゴリズムを使用してデータを暗号化します。キーは、Password-Based Key Derivation Function 2(PBKDF2)を使用してマスターパスワードから派生します。

AESアルゴリズムは極秘データを保護するために世界中で使用されています。このアルゴリズムはRAM要件が低いため、数秒でデータの暗号化と復号化が行われます。

マスターパスワード

マスターパスワードは、カスペルスキー パスワードマネージャーに保存したデータ(他のパスワードを含む)を保護するために使用される唯一のパスワードです。カスペルスキー パスワードマネージャーの初回設定時に、マスターパスワードを作成します。カスペルスキー パスワードマネージャーのストレージのロックを解除するときに、毎回マスターパスワードを入力する必要があります。お使いの端末がAndroid 6.0以降を搭載していて指紋認証に対応している場合は、本製品の設定で指紋認証機能が有効になっていると、マスターパスワードを入力するかわりに指紋認証機能を使用してストレージのロックを解除できます。

大文字、小文字、数字、および特殊文字を8文字以上組み合わせて作成された強度の高いパスワードを使用することをおすすめします。

セキュリティ上の理由から、カスペルスキー パスワードマネージャーはお客様のマスターパスワードをどこにも(端末にもクラウドストレージにも)記録しません。マスターパスワードは復元できないため、記憶するか、書き留めて安全な場所に保管することをおすすめします。

マスターパスワードを忘れると、保存したデータにアクセスできなくなります。マスターパスワードを忘れた場合は、新しいストレージを作成して、新しいマスターパスワードを設定する必要があります。そのあとで、新しいストレージに新しいデータを追加することができるようになります。

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