Kaspersky Security Center は、組織のネットワークの基本的な管理と保守の一元化を目的として設計されています。管理者は組織のネットワークのセキュリティレベルに関する詳細情報にアクセスし、カスペルスキー製品を使用して構築された保護システムのすべてのコンポーネントを設定できるようになります。Kaspersky Security Center が実行する主要な機能は次の通りです:
組織のネットワーク内のデバイスおよびそのユーザーの検出
デバイス管理用の管理グループ階層の作成
デバイスへのカスペルスキー製品のインストール
インストールされた製品の設定およびタスクの管理
カスペルスキー製品およびサードパーティ製品のアップデートの管理、および脆弱性の検知と修正
デバイス上でのカスペルスキー製品のアクティベーション
ユーザーアカウントの管理
デバイス上でのカスペルスキー製品の動作に関する情報の表示
レポートの表示
主要な機能を実行するために、Kaspersky Security Center は次の情報を取得し、保存し、処理することができます:
Active Directory ネットワーク内または Windows ネットワーク内のデバイスの検索または IP 区間のスキャンによって取得した、組織のネットワーク内のデバイスに関する情報。管理サーバーは、データを独立して収集するか、ネットワークエージェントからデータを取得します。
Active Directory ネットワーク内のデバイスの検索によって取得した Active Directory の組織単位、ドメイン、ユーザー、グループに関する情報。管理サーバーは、データを独立して収集するか、ネットワークエージェントからデータを取得します。
管理対象デバイスの詳細情報。ネットワークエージェントによって、次に記載されたデータがデバイスから管理サーバーに送信されます。ユーザーはデバイスの表示名と説明を管理コンソールのインターフェイスまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスに入力します:
デバイスの識別に必要な管理対象デバイスとそのコンポーネントの技術的な仕様情報:デバイスの表示名と説明、Windows ドメイン名と種別、Windows 環境におけるデバイス名、DNS ドメインと DNS 名、IP アドレス、ネットワークロケーション、MAC アドレス、オペレーティングシステムの種別、デバイスが仮想マシンかどうかの情報とハイパーバイザーの種別、およびデバイスが VDI の一部としての動的仮想マシンかどうかの情報。
Kaspersky Security Center のコンポーネントおよび管理対象のカスペルスキー製品からのイベントに含まれるデータ。ネットワークエージェントによってデータがデバイスから管理サーバーに送信されます。
Kaspersky Security Center と、イベントをエクスポートする SIEM システムとの統合に必要なデータ。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールでデータを入力します。
Kaspersky Security Center のコンポーネント、およびポリシーとポリシーのプロファイルに示される管理対象のカスペルスキー製品の設定。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
Kaspersky Security Center のコンポーネントおよび管理対象のカスペルスキー製品のタスク設定。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
デバイスにインストールする必要のある、WSUS 機能によって検出された Microsoft の更新プログラムのリスト。
Kaspersky Security Center とクラウド環境(Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud、Yandex Cloud)での作業に必要なデータ。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールでデータを入力します。
アプリケーションのユーザーカテゴリ。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
アプリケーションコントロール機能を使用して管理対象デバイスで検出された実行ファイルの詳細。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。データ一覧については、該当する製品のヘルプファイルに記載されています。
Kaspersky SecurityCenter と KasperskyManaged Detection and Response サービスの統合に必要なデータ(Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールには専用プラグインをインストールする必要があります):統合開始トークン、統合トークン、およびユーザーセッショントークン。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールで統合開始トークンを入力します。Kaspersky MDR サービスは、専用プラグインを介して統合トークンとユーザーセッショントークンを転送します。
入力されたアクティベーションコードまたは指定されたライセンス情報ファイルの詳細。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
ユーザーアカウント:名前、説明、氏名、メールアドレス、メインの電話番号、パスワード、管理サーバーによって生成された秘密鍵、および二段階認証用のワンタイムパスワード。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
管理オブジェクトの変更履歴。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
削除された管理オブジェクトのレジストリ。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
ファイルから作成されたインストールパッケージとインストール設定。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールでのカスペルスキーからの告知表示に必要なデータ。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールで管理対象アプリケーションのプラグインが機能するために必要なデータおよび日常の作業中に管理サーバーのデータベースにプラグインによって保存されるデータ。データの説明および提供方法については、対応するアプリケーションのヘルプファイルで説明されています。
Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのユーザー設定:ローカリゼーション言語とインターフェイスのテーマ、監視パネルの表示設定、通知のステータスに関する情報(確認済みまたは未確認)、スプレッドシートの列のステータス(表示または非表示)、トレーニングモードの進捗状況。ユーザーが Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールでデータを入力します。
Kaspersky Security Center のコンポーネントおよび管理対象のカスペルスキー製品に関する Kaspersky イベントログ。Kaspersky イベントログは各デバイスに保存され、管理サーバーに送信されることはありません。
管理対象デバイスから Kaspersky Security Center コンポーネントへのセキュアな接続を確立するための証明書。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud、Yandex.Cloud などのクラウド環境での Kaspersky Security Center の運用に必要なデータ。管理サーバーは、それが実行されている仮想マシンからデータを受信します。
カスペルスキーとの法的契約の条項に対するユーザーの同意に関する情報。
ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールで入力したデータ。
ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールで入力したあらゆるデータ。
上記のデータは、次の方法のいずれかが適用された場合に Kaspersky Security Center に表示される場合があります:
ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
上記のデータはすべて、ダンプファイル、トレースファイル、または Kaspersky Security Center のコンポーネントのログファイル(インストーラーやユーティリティによって作成されたログファイルを含む)としてのみカスペルスキーに送信されます。
ダンプファイル、トレースファイル、および Kaspersky Security Center のコンポーネントのログファイルには、管理サーバー、ネットワークエージェント、管理コンソール、iOS MDM サーバー、Exchange モバイルデバイスサーバー、および Kaspersky Security Center 13.1 Web コンソールから取得したデータがランダムに含まれています。これらのファイルには、個人のデータや機密データが含まれている場合がありますダンプファイル、トレースファイル、およびログファイルは、デバイス上で暗号化されずに保存されます。ダンプファイル、トレースファイル、およびログファイルがカスペルスキーに自動的に送信されることはありません。ただし、Kaspersky Security Center の使用時に発生した問題を解決するために、テクニカルサポートの担当者の依頼に応じて、管理者がカスペルスキーに手動でデータを送信する場合があります。