EAS デバイスと iOS MDM デバイスの管理用グループポリシーの概要
iOS MDM および EAS デバイスを管理するには、Kaspersky Device Management for iOS 管理プラグインを使用できます。これは Kaspersky Security Center の配布キットに含まれます。Kaspersky Device Management for iOS によって、iPhone® 構成ユーティリティと Exchange ActiveSync 管理プロファイルを使用せずに、iOS MDM および EAS デバイスの設定を指定するためのグループポリシーを作成できます。
EAS デバイスと iOS MDM デバイスの管理用グループポリシーによって、次の操作を実行できます。
- EAS デバイスの管理向け:
- デバイスのロックを解除するパスワードの設定
- 暗号化されたフォームにおけるデバイスのデータ保管領域の設定
- 企業メールの同期設定
- リムーバブルメディア、カメラ、または Bluetooth の使用などのモバイルデバイスのハードウェア機能の設定
- デバイスのモバイルアプリケーションの使用を制限する設定
- iOS MDM デバイスの管理向け:
- デバイスのパスワードのセキュリティ設定
- デバイスのハードウェア機能の使用を制限し、モバイルアプリのインストールと削除を制限する設定
- YouTube™、iTunes® Store、Safari など、事前にインストール済みのモバイルアプリの使用を制限する設定
- デバイスがある地域ごとにメディアコンテンツ(映画や TV 番組など)の表示を制限する設定
- プロキシサーバー(グローバル HTTP プロキシ)を使用してインターネットに接続するデバイスの設定
- ユーザーが企業アプリケーションや企業サービス(シングルサインオン技術)にアクセスできるアカウントの設定
- モバイルデバイスでのインターネット使用(Web サイトへのアクセス)の監視
- 異なる認証メカニズムとネットワークプロトコルを使用する無線ネットワーク(Wi-Fi)、アクセスポイント(APN)、および仮想プライベートネットワーク(VPN)の設定
- 写真、音楽、映像をストリーミングする AirPlay® デバイスへの接続の設定
- デバイスからドキュメントをワイヤレス印刷する AirPrint™ プリンターへの接続の設定
- デバイスで会社のメールを使用するためのユーザーアカウントと Microsoft Exchange サーバーを同期させる設定
- LDAP ディレクトリサービスと同期させるユーザー認証情報の設定
- ユーザーが会社のカレンダーや連絡先のリストにアクセスできるようになる、CalDAV および CardDAV サービスに接続するためのユーザー認証情報の設定
- ユーザーのデバイスでのお気に入り Web サイトのフォントやアイコンなど、iOS インターフェイスの設定
- デバイスでの新しいセキュリティ証明書の追加
- 認証局からデバイスで証明書を自動的に受領するための SCEP(Simple Certificate Enrollment Protocol)サーバーの設定
- モバイルアプリを操作するカスタム設定の追加
EAS デバイスと iOS MDM デバイスの管理用ポリシーは、iOS MDM サーバーおよび Exchange ActiveSync モバイルデバイスサーバー(集合的にまとめて「モバイルデバイスサーバー」)が含まれる管理グループに割り当てられるという点が特徴です。このポリシーで指定されたすべての設定は、最初にモバイルデバイスサーバーに適用され、その後サーバーによって管理されるモバイルデバイスに適用されます。管理グループが階層構造を持つ場合は、セカンダリのモバイルデバイスサーバーがプライマリのモバイルデバイスサーバーからポリシー設定を受け取り、それらをモバイルデバイスに配信します。
Kaspersky Security Center 管理コンソールで EAS デバイスと iOS MDM デバイスの管理用グループポリシーを使用する方法についての詳細は、Kaspersky Security for Mobile のヘルプを参照してください。
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