ディストリビューションポイントの概要
ネットワークエージェントがインストールされたデバイスはディストリビューションポイントとして使用できます。このモードでは、ネットワークエージェントは、次の機能を実行できます:
- アップデートの配信(アップデートは、管理サーバーまたはカスペルスキーのサーバーから取得します)。後者の場合、ディストリビューションポイントとして動作するデバイス上でディストリビューションポイントのリポジトリにアップデートをダウンロードタスクを作成する必要があります:
- その他のデバイスへのソフトウェアのインストール(ネットワークエージェントの初期導入を含む)。
- 新しいデバイスを検出したり既存のデバイスの情報を更新するために、ネットワークを検索します。ディストリビューションポイントは管理サーバーと同じ方法でデバイスを検出できます。
組織ネットワークにディストリビューションポイントを導入する目的は次の通りです:
- 管理サーバーの負荷の低減
- トラフィックの最適化
- 組織ネットワークで接続経路を確保しにくい場所にあるデバイスへの管理サーバーアクセスの提供。NAT の内側に構成したネットワークでディストリビューションポイント(管理サーバーに関して)を使用すると、管理サーバーは次の処理を実行できます:
- IPv4 または IPv6 ネットワークの UDP を経由したデバイスへの通知の送信
- IPv4 または IPv6 ネットワークの検索
- 初期導入の実行
- プッシュサーバーとしての動作
1 つの管理グループに対して、1 つのディストリビューションポイントが割り当てられます。この場合、ディストリビューションポイントの範囲には、管理グループとそのすべてのサブグループ内にあるすべてのデバイスが含まれます。ただし、ディストリビューションポイントとして動作しているデバイスは、割り当てられている管理グループに含まれていなくてもかまいません。
ディストリビューションポイントを接続ゲートウェイとして動作させることができます。この場合、ディストリビューションポイントの範囲内のデバイスは、管理サーバーと直接接続されずゲートウェイを介して接続されます。このモードは、管理サーバーと管理対象デバイスの間を直接には接続できない場合に有効です。
ページのトップに戻る