アプリケーションのリモートアンインストールタスクの実行時に、パラメータで指定されたインストーラーの実行回数の範囲内で、管理対象デバイスから対象製品をアンインストールすることに失敗した場合、Kaspersky Security Center はこの管理対象デバイスへのインストールユーティリティの配布を中止し、そのデバイス上でインストーラーを起動しなくなります。
[アンインストール試行回数の上限]パラメータを使用することで、管理対象デバイス上でのリソースの消費量とネットワークのトラフィック量を軽減できます(アンインストールの実行や MSI ファイルの実行によるリソース消費、エラーメッセージのトラフィック)。
タスクの開始が繰り返し試行されることは、デバイス上でインストールを阻害する問題が発生していることを示している可能性があります。管理者は、指定されたアンインストールの試行回数内で問題を解決してから、タスクを(手動でまたはスケジュールによって)再起動する必要があります。
指定された試行回数以内にアンインストールを実行できなかった場合、問題は解決不可能なものとして認識され、それ以上タスクの開始を試行することは不必要にリソースとトラフィックを消費してしまうものと判断されます。
タスクが作成されると、試行回数のカウンターは「0
」にセットされます。デバイス上でインストーラーを実行してエラーが返されるたびに、カウンターの値が 1 ずつ増加します。
パラメータで指定した回数のインストールの試行が既に実行された後に、デバイスでアンインストールの準備が完了した場合は、[アンインストール試行回数の上限]パラメータの値を増やすことでアプリケーションをアンインストールするタスクを開始できます。または、[アプリケーションのリモートアンインストール]タスクを新規に作成することもできます。