管理コンソールでステータス信号およびログに記録されたイベントを監視する

管理コンソールでは、ステータス信号を確認することで、Kaspersky Security Center と管理対象デバイスの現在のステータスをすぐに参照できます。ステータス信号は、[管理サーバー]フォルダーの作業領域の[監視]タブに表示されます。このタブには、ステータス信号が表示された 6 つの情報パネルおよびログされたイベントがあります。ステータス信号とは、パネルの左側に表示される色付きの縦線です。ステータス信号が表示された各パネルは、Kaspersky Security Center の特定の機能範囲に対応しています(以下の表を参照)。

管理コンソールのステータス信号の対象範囲

パネル名

ステータス信号の範囲

製品の導入

組織ネットワーク内のデバイスへのネットワークエージェントとセキュリティ製品のインストール

管理スキーム

管理グループの構造。ネットワークのスキャン。デバイス移動ルール

プロテクション設定

セキュリティ製品の機能:保護ステータス、ウイルススキャン

アップデート

アップデートとパッチ

監視

保護ステータス

管理サーバー

管理サーバーの機能とプロパティ

各ステータス信号は、以下の 5 色で表されます(下表を参照)。ステータス信号の色は、Kaspersky Security Center の現在のステータスと、記録されたイベントに基づきます。

ステータス信号の色コード

ステータス

ステータス信号の色

ステータス信号の色の意味

情報

管理者の介入は必要ありません

警告

管理者の介入が必要です。

緊急

重大な問題が発生しました。問題を解決するには、管理者の介入が必要です。

情報

水色

管理対象デバイスのセキュリティに対する潜在的脅威または実際の脅威とは無関係のイベントが記録されました

情報

灰色

イベントの詳細が不明であるか、まだ取得されていません

監視]タブのすべての情報パネルのステータス信号の色を緑にすることが、管理者の目標となります。

情報パネルには、ステータス信号と Kaspersky Security Center のステータスに影響するログに記録されたイベントも表示されます(下の表を参照)。

ログに記録されたイベントの名前、説明、およびステータス信号の色

ステータス信号の色

イベント種別の表示名

イベント種別

説明

%1 台のデバイスでライセンスの有効期間が終了しました

IDS_AK_STATUS_LIC_EXPAIRED

この種別のイベントは、製品版ライセンスの有効期間が終了する時に発生します。

Kaspersky Security Center は 1 日 1 回、デバイスでライセンスの有効期限が切れているかどうかを確認します。

製品版ライセンスの有効期間が終了した場合は、Kaspersky Security Center は基本機能のみを提供します。

Kaspersky Security Center の使用を継続するには、製品版ライセンスを更新してください。

セキュリティによる保護が実行されていません:%1 台のデバイス

IDS_AK_STATUS_AV_NOT_RUNNING

このタイプのイベントは、デバイスにインストールされているセキュリティ製品が実行されていない時に発生します。

Kaspersky Endpoint Security がデバイスで実行されていることを確認します。

プロテクションが無効になっています:%1 台のデバイス

IDS_AK_STATUS_RTP_NOT_RUNNING

このタイプのイベントは、デバイス上のセキュリティ製品が指定された時間間隔より長く無効になっている場合に発生します。

デバイスのリアルタイム保護の現在のステータスを確認し、必要なすべての保護コンポーネントが有効になっていることを確認します。

デバイスでソフトウェアの脆弱性が検知されました

IDS_AK_STATUS_VULNERABILITIES_FOUND

このタイプのイベントは、脆弱性とアプリケーションのアップデートの検索タスクが、デバイスにインストールされているアプリケーションで指定された深刻度の脆弱性を検知した時に発生します。

アプリケーションの管理]フォルダーの[ソフトウェアのアップデート]サブフォルダーで、適用可能なアップデートのリストをオンにします。このフォルダーには、管理サーバーが取得した、デバイスへ配信可能な Microsoft アプリケーションやその他のソフトウェア会社の製品のアップデートのリストが含まれます。

適用可能なアップデートの情報を確認した後、アップデートをデバイスにインストールできます

緊急イベントが管理サーバーに登録されました

IDS_AK_STATUS_EVENTS_OCCURED

このタイプのイベントは、管理サーバーの緊急イベントが検知された時に発生します。

管理サーバーに保存されているイベントのリストを確認し、緊急イベントを 1 つずつ修正します。

エラーが管理サーバーのイベントに登録されました

IDS_AK_STATUS_ERROR_EVENTS_OCCURED

このタイプのイベントは、管理サーバー側で予期しないエラーが記録された時に発生します。

管理サーバーに保存されているイベントのリストを確認し、エラーを 1 つずつ修正します。

%1 台のデバイスとの接続が切断されました

IDS_AK_STATUS_ADM_LOST_CONTROL1

このタイプのイベントは、管理サーバーとデバイス間の接続が失われた時に発生します。

切断されたデバイスのリストを表示し、それらを再接続してみてください。

%1 台のデバイスが管理サーバーに長期間接続されていません

IDS_AK_STATUS_ADM_NOT_CONNECTED1

このタイプのイベントは、デバイスの電源がオフになっているために、指定された時間内にデバイスが管理サーバーに接続されなかった場合に発生します。

デバイスの電源が入っていて、ネットワークエージェントが実行されていることを確認してください。

%1 台のデバイスが「OK」以外のステータスです

IDS_AK_STATUS_HOST_NOT_OK

このタイプのイベントは、管理サーバーに接続されているデバイスの[OK]ステータスが[緊急]または[警告]に変化した時に発生します。

Kaspersky Security Center のリモート診断ユーティリティを使用して、問題をトラブルシューティングできます。

定義データベースがアップデートされていません:%1 台のデバイス

IDS_AK_STATUS_UPD_HOSTS_NOT_UPDATED

このタイプのイベントは、定義データベースが指定された時間内にデバイスで更新されなかった場合に発生します。

指示に従って Kaspersky 定義データベースをアップデートします。

Windows Update 更新プログラムのチェックが長期間実行されていないデバイス:%1

IDS_AK_STATUS_WUA_DATA_OBSOLETE

このタイプのイベントは、Windows Update の同期の実行タスクが指定された時間間隔内に実行されなかった時に発生します。

指示に従って、Windows Update の更新プログラムと管理サーバーとの同期を行います。

Kaspersky Security Center 13.2 用の %n 個のプラグインをインストールする必要があります

IDS_AK_STATUS_PLUGINS_REQUIRED

このタイプのイベントは、カスペルスキー製品用の追加のプラグインをインストールする必要がある時に発生します。

カスペルスキーのテクニカルサポートの Web ページから、カスペルスキー製品に必要な管理プラグインをダウンロードしてインストールします。

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