クライアントと管理サーバーの同期

このシナリオは、クライアントデバイスと管理サーバーの間でデータの完全な同期が行われる場合の管理システムの状態を示します。クライアントデバイスは、管理者が定義した間隔で管理サーバーに接続します。管理サーバーは、クライアントデバイス上のデータの状態をサーバーと比較し、前回のクライアントデバイスとの接続に関する情報をデータベースに記録してデータを同期します。

このセクションでは、クライアントを管理サーバーに接続する基本的な管理シナリオを想定した時のトラフィック値の情報を記載しています(次の表を参照)。表中のデータは、定義データベースのバージョンによって若干異なることがあります。

トラフィック

シナリオ

クライアントデバイスから管理サーバーへのトラフィック(KB)

管理サーバーからクライアントデバイスへのトラフィック(KB)

トラフィックの合計(クライアントデバイス 1 台)(KB)

初回の同期(クライアントデバイスの定義データベースのアップデート前)

699.44

568.42

1267.86

初回の同期(クライアントデバイスの定義データベースのアップデート後)

735.8

4474.88

5210.68

クライアントデバイス(変更なし)と管理サーバーの同期

11.99

6.73

18.72

グループポリシーの設定値を変更した後の同期

9.79

11.39

21.18

グループタスクの設定値を変更した後の同期

11.27

11.72

22.99

クライアントデバイス(変更なし)の強制同期

77.59

99.45

177.04

合計トラフィック量は、管理グループで IP マルチキャストを使用するかどうかによって大幅に変わります。IP マルチキャストを使用した場合、管理グループ内で動作中のデバイスの総数が N 台であるとすると、そのグループのトラフィック量の合計は N 分の 1 になります。

定義データベースアップデート前後の初回同期時のトラフィック量は、次の場合に対して定義されます:

この表は、Kaspersky Endpoint Security のポリシー設定に含まれるプロテクション設定のいずれかを変更する場合のトラフィック量を示しています。他のポリシー設定についてのデータは、表に示されているデータとは異なることがあります。

ページのトップに戻る