ソフトウェアアップデートの拒否と承認

アップデートのインストールタスクの設定によっては、インストールするアップデートの承認が必要な場合があります。インストールする必要のあるアップデートを承認し、インストールしないアップデートを拒否します。

たとえば、最初にテスト環境にアップデートをインストールしてデバイスのオペレーティングシステムとの互換性の問題が生じないかを確認してから、クライアントデバイスへのこれらのアップデートのインストールを許可することができます。

サードパーティのアップデートのインストールを管理するための「承認」ステータスの使用は、アップデート量が少ない場合に効率的です。複数のサードパーティのアップデートをインストールするには、アップデートのインストールと脆弱性の修正タスクで設定できるルールを使用します。ルールで指定された基準を満たさない特定のアップデートに対してのみ、「承認」ステータスを設定することを推奨します。大量のアップデートを手動で承認すると、管理サーバーのパフォーマンスが低下し、サーバーが過負荷状態になる場合があります。

1 つ以上のアップデートを承認または拒否するには:

  1. コンソールツリーで、[詳細]→[アプリケーションの管理]→[ソフトウェアのアップデート]フォルダーの順に選択します。
  2. ソフトウェアのアップデート]フォルダーの作業領域で、右上端の[更新]をクリックします。アップデートリストが表示されます。
  3. 承認または拒否するアップデートを選択します。

    作業領域の右側に選択したオブジェクトの情報ボックスが表示されます。

  4. アップデート承認の状況]ドロップダウンリストで、選択したアップデートを承認する場合は[承認]を、拒否する場合は[拒否]を選択します。

    既定値は 未定義 です。

承認]ステータスを設定したアップデートは、インストールを待機するキューに置かれます。

拒否]が設定されたアップデートは、アップデートをインストール済みのすべてのデバイスからアンインストールされます(可能な場合)。また、今後これらのアップデートは他のデバイスに新規にインストールされません。

カスペルスキー製品の一部のアップデートはアンインストールできません。[拒否]を設定した場合、Kaspersky Security Center は、これらのアップデートを、インストール済みのデバイスからアンインストールしません。しかし、今後これらのアップデートが他のデバイスに新規にインストールされることはありません。カスペルスキー製品のアップデートがアンインストールできない場合、アップデートのプロパティウィンドウの、[セクション]ペインの[全般]タブの作業領域で、[インストールの要件]にそのことが表示されます。サードパーティ製のソフトウェアアップデートに[拒否]を設定すると、これらのアップデートは、アップデートのインストールを予定しているがまだインストールしていないデバイスにはインストールされません。このアップデートは、アップデートをインストール済みのデバイスにはそのまま残ります。アップデートを削除する時は、手動でローカル削除できます。

関連項目:

シナリオ:定義データベースとカスペルスキー製品の定期的なアップデート

シナリオ:サードパーティ製ソフトウェアのアップデート

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