Kaspersky Security Center 13 と動作する MariaDB x64 サーバーの設定

Kaspersky Security Center 13 は、MariaDB DBMS をサポートしています。サポートされる MariaDB のバージョンの詳細は、「ハードウェアおよびソフトウェア要件」セクションを参照してください。

Kaspersky Security Center に MariaDB DBMS を使用する場合、InnoDB および MEMORY ストレージおよび UTF-8 と UCS-2 のエンコーディングのサポートを有効にします。

my.ini ファイルの推奨設定

my.ini ファイルを設定するには:

  1. テキストエディターで my.ini ファイルを開きます
  2. ファイル my.ini の [mysqld] セクションに、次の行を追加します:

    sort_buffer_size=10M

    join_buffer_size=100M

    join_buffer_space_limit=300M

    join_cache_level=8

    tmp_table_size=512M

    max_heap_table_size=512M

    key_buffer_size=200M

    innodb_buffer_pool_size= <>

    innodb_thread_concurrency=20

    innodb_flush_log_at_trx_commit=0

    innodb_lock_wait_timeout=300

    max_allowed_packet=32M

    max_connections=151

    max_prepared_stmt_count=12800

    table_open_cache=60000

    table_open_cache_instances=4

    table_definition_cache=60000

    innodb_buffer_pool_size の値は、想定される KAV データベースのサイズの 80% 以上に設定する必要があります。指定されたメモリは、サーバーの起動時に割り当てられることに注意してください。データベースのサイズが指定されたバッファサイズより小さい場合、必要なメモリのみが割り当てられます。MariaDB 10.4.3 以前を使用する場合、割り当てられたメモリの実際のサイズは、指定されたバッファー サイズよりも約 10% 大きくなります。

    このパラメータの値を「1」または「2」にすると MariaDB の動作速度に悪影響を及ぼす可能性があるため、パラメータには「innodb_flush_log_at_trx_commit=0」を使用してください。

既定では、オプティマイザのアドオン「join_cache_incremental、「join_cache_hashed」および「join_cache_bka」は有効になっていますこれらのアドオンが無効になっている場合は、有効にする必要があります。

オプティマイザのアドオンが有効になっているかどうかを確認するには:

  1. MariaDB クライアントコンソールで、次のコマンドを実行してください:

    SELECT @@optimizer_switch;

  2. 出力に次の行が含まれることを確認します:

    join_cache_incremental=on

    join_cache_hashed=on

    join_cache_bka=on

    これらの行が存在して値に「on」が指定されている場合は、オプティマイザのアドオンは有効です。

    これらの行が存在しない、または値に「off」が指定されている場合は、以下を実行してください:

    1. テキストエディターで my.ini ファイルを開きます。
    2. ファイル my.ini の [mysqld] セクションに、次の行を追加します:

      optimizer_switch='join_cache_incremental=on'

      optimizer_switch='join_cache_hashed=on'

      optimizer_switch='join_cache_bka=on'

アドオン「join_cache_incremental」、「join_cache_hash」および「join_cache_bka」が有効になりました。

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