管理者は、デバイスにインストールされているネットワークエージェントを使用して、クライアントデバイスのデスクトップへのリモートアクセスを取得できます。ネットワークエージェントを使用したデバイスへのリモート接続は、クライアントデバイスの TCP ポートと UDP ポートが閉じている場合でも可能です。
管理者は、このセッションのユーザーを切断することなく、クライアントデバイスでの既存のセッションに接続することができます。この場合、管理者とデバイスのセッションユーザーが、デスクトップのアクセスを共有します。
デバイスへのリモート接続を確立するには、2 個のユーティリティが必要です:
Kaspersky Security Center では、管理コンソールから管理サーバーを経由し、次にネットワークエージェントを経由して、管理対象デバイスの指定されたポートに到達する TCP 接続のトンネリングが可能です。トンネリングは、管理コンソールと管理対象デバイスを直接接続できない場合に、管理コンソールがインストールされたデバイスのクライアントアプリケーションを、管理対象デバイスの TCP ポートに接続するように設計されています。
クライアントデバイスと管理サーバー間のトンネリング接続は、管理サーバーへの接続に使用するポートがデバイスで使用できない場合に必要です。デバイスのポートは、次の場合に利用できないことがあります:
管理者はリモートクライアントデバイスでのユーザー操作の監査を設定できます。監査中に、管理者が開いている(または変更している)クライアントデバイスのファイルの情報が保存されます。
Windows デスクトップ共有を使用してクライアントデバイスのデスクトップに接続するには、次の条件を満たす必要があります:
使用する Windows のエディションに Windows デスクトップ共有機能が含まれているかどうかを確認するには、Windows レジストリに CLSID\{32BE5ED2-5C86-480F-A914-0FF8885A1B3F} キーがあることを確認します。
Windows デスクトップ共有を使用してクライアントデバイスのデスクトップに接続するには:
Windows デスクトップ共有ウィザードが表示されます。
klsctunnel ユーティリティがある場合は、このステップをスキップします。
デバイスのユーザーがデスクトップ共有セッションを確認すると、ウィザードの次のページが開きます。
BLOB は 3 分間有効です。有効期間が終了したら、新しい BLOB を生成してください。
ユーティリティウィンドウが開きます。
デスクトップ共有が新しいウィンドウで開始されます。デバイスと対話する場合は、メニューアイコン()をウィンドウの左上でクリックし、[対話モード]を選択します。