ネットワークエージェントのリモートインストール用の macOS デバイスの準備
ネットワークエージェントをリモートでインストールする macOS 搭載デバイスを準備するには:
- 対象となる macOS デバイスに、sudo がインストールされていることを確認します。
- デバイスの構成をテストします:
- クライアントデバイスでポート 22 が開いていることを確認します。これを行うには、[システム環境設定]で[共有]ペインを開き、[リモートログイン]がオンになっていることを確認します。
SSH 経由でクライアントデバイスに接続できるのはポート 22 を介した場合のみです。ポート番号は変更できません。
ssh
<デバイス名>
コマンドを使用して macOS デバイスにリモートでログインできます。[共有]ペインで、[アクセスを許可する]を使用して、macOS デバイスへのアクセスを許可するユーザーの範囲を設定できます。
- デバイスへの接続に使用するユーザーアカウントで sudo パスワードを無効にします。
端末で sudo visudo
コマンドを使用して sudoers 設定ファイルを開きます。開いたファイルの User privilege specification
エントリで、次のように指定します。username ALL = (ALL) NOPASSWD: ALL
。この場合、username
は SSH を経由してデバイスを接続するために使用するユーザーアカウントを表します。
- sudoers ファイルを保存して閉じます。
- SSH を使用して再度デバイスに接続し、sudo サービスがパスワードの入力を要求しないことを確認します。そのためには
sudo whoami
コマンドを使用できます。
- インストールパッケージをダウンロードして作成します:
- 次のいずれかの方法で、ネットワークエージェントのインストールパッケージをダウンロードします:
- コンソールツリーで、[リモートインストール]→[インストールパッケージ]の順に選択してコンテキストメニューを開き、[現在入手可能な製品バージョンを表示]を選択し、使用可能なパッケージから選択する
- https://support.kaspersky.co.jp/ のテクニカルサポートサイトから関連バージョンのネットワークエージェントをダウンロードする
- テクニカルサポート担当者にインストールパッケージをリクエストする
- リモートインストールパッケージを作成するには、次のファイルを使用します:
- klnagent.kud
- install.sh
- klnagentmac.dmg
- 次の設定でリモートインストールタスクを作成します:
- 新規タスクウィザードの[設定]ページで、[管理サーバーを通じてオペレーティングシステムの共有フォルダーを使用する]をオンにします。それ以外のチェックボックスはすべてオフにします。
- [タスクを実行するアカウントの選択]ページで、SSH を使用したデバイス接続に使用するユーザーアカウントの設定を指定します。
作成したタスクを使用したネットワークエージェントのリモートインストールに対して、クライアントデバイスの準備ができています。
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