新しいデバイスにソフトウェアをインストールする際、基準となるデバイスのハードディスクを複製する方法が一般的です。基準となるデバイスのハードディスク上でネットワークエージェントが標準モードで動作していると、次の問題が発生します:
新しいデバイス上に、ネットワークエージェントを含む基準ディスクイメージが導入されると、管理コンソール上ではそれらのデバイスが 1 つのアイコンとして表示されます。この問題は、管理サーバーが管理コンソール上でデバイスとアイコンを関連付けるために使用する内部データが、複製の結果として新しいデバイスで同一になるために発生します。
ネットワークエージェントのディスククローンモードを使用すると、複製後、管理コンソール上での新しいデバイスの表示の問題を回避できます。新しいデバイスに、ディスクを複製してネットワークエージェントとソフトウェアを導入する場合はこのモードを使用します。
ディスククローンモードでは、ネットワークエージェントは動作を継続しますが、管理サーバーには接続しません。ネットワークエージェントは、クローンモードを終了する時に、管理コンソール上で管理サーバーが複数のデバイスを単一のアイコンに関連付ける原因となる内部データを削除します。基準デバイスのイメージの複製が完了すると、新しいデバイスが管理コンソール上で正しく(個別のアイコンで)表示されます。
ネットワークエージェントのディスククローンモードの使用シナリオ
Klmover ユーティリティを使用したディスククローンモードの有効化および無効化
ネットワークエージェントのディスククローンモードを有効または無効にするには:
Klmover ユーティリティはネットワークエージェントのインストールフォルダーにあります。
klmover -cloningmode 1
ネットワークエージェントがディスククローンモードに切り替わります。
klmover -cloningmode
ユーティリティウィンドウに、ディスククローンモードが有効か無効かが表示されます。
klmover -cloningmode 0