ネットワークエージェントの別の管理サーバーへの切り替えについて
Kaspersky Security Center では、次のネットワーク設定が変更された場合、クライアントデバイスのネットワークエージェントを別の管理サーバーに切り替えることができます:
- DHCP サーバーアドレスの条件 – ネットワークの DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバーの IP アドレスが変更された場合。
- デフォルト接続ゲートウェイアドレスの条件 – メインネットワークゲートウェイのアドレスが変更された場合。
- DNS ドメインの条件 – サブネットの DNS サフィックスが変更された場合。
- DNS サーバーアドレスの条件 – ネットワークの DNS サーバーの IP アドレスが変更された場合。
- WINS サーバーアドレスの条件 – ネットワークの WINS サーバーの IP アドレスが変更された場合。この設定は Windows を実行しているデバイスでのみ使用可能です。
- 名前解決の条件 – クライアントデバイスの DNS または NetBIOS 名が変更された場合。
- サブネットの条件 – サブネットアドレスとマスクが変更された場合。
- Windows ドメインのアクセス可否の条件 – クライアントデバイスが接続している Windows ドメインのステータスが変更された場合。この設定は Windows を実行しているデバイスでのみ使用可能です。
- SSL 接続アドレスのアクセス可否の条件 – クライアントデバイスは、(選択したオプションによって)指定されたサーバー(name:port)との SSL 接続を確立できる場合とできない場合があります。サーバーごとに、SSL 証明書を追加で指定できます。この場合、ネットワークエージェントは、SSL 接続の機能をチェックすることに加えて、サーバー証明書を検証します。証明書が一致しない場合、接続は失敗します。
この機能は、Windows または macOS を実行しているデバイスにインストールされているネットワークエージェントでのみサポートされます。
ネットワークエージェントから管理サーバーへの接続の既定の設定は、ネットワークエージェントのインストール時に定義されます。その後、ネットワークエージェントを他の管理サーバーに切り替えるルールが作成されると、次のようにネットワークエージェントがネットワーク設定の変更に対応します:
- 作成されたルールの 1 つをネットワーク設定が満たす場合、ネットワークエージェントはそのルールで指定された管理サーバーに接続します。クライアントデバイスにインストールされたアプリケーションは、モバイルユーザーポリシーへの切り替えがルールで認められている場合、モバイルユーザーポリシーに切り替わります。
- どのルールも満たされなくなった場合、ネットワークエージェントはインストール時に指定された管理サーバーへの既定の接続設定に戻します。クライアントデバイスにインストールされたアプリケーションは、アクティブポリシーに戻ります。
- 管理サーバーに接続できない場合、ネットワークエージェントはモバイルユーザーポリシーを使用します。
ネットワークエージェントがモバイルユーザーポリシーに切り替わるのは、[管理サーバーが使用できない時にモバイルユーザーモードを有効にする]がネットワークエージェントのポリシー設定でオンになっている場合のみです。
ネットワークエージェントの管理サーバーへの接続設定は接続プロファイルに保存されます。接続プロファイルでは、クライアントデバイスをモバイルユーザーポリシーに切り替えるルールを作成したり、プロファイルをアップデートのダウンロード専用に設定したりすることができます。
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