管理サーバーは、サイレントモード、つまりインストール設定を対話的に入力することなくインストールすることができます。
ローカルデバイスにサイレントモードで管理サーバーをインストールするには:
setup.exe /s /v"DONT_USE_ANSWER_FILE=1 EULA=1 PRIVACYPOLICY=1 <セットアップパラメータ
>"
ここで、<セットアップパラメータ>
には、パラメータとその対応する値をスペースで区切って指定します(例:PARAM1=PARAM1VAL PARAM2=PARAM2VAL
)。Setup.exe ファイルは Server フォルダーにあり、これは Kaspersky Security Center 配布キットに含まれています。
管理サーバーをサイレントモードでインストールする時に使用できるパラメータの名前とその値を下の表に示します。
サイレントモードでの管理サーバーのインストールのパラメータ
パラメータ名 |
パラメータの説明 |
設定可能な値 |
---|---|---|
EULA |
使用許諾契約書の条項の同意。 |
|
PRIVACYPOLICY |
プライバシーポリシーの条項の同意。 |
|
INSTALLATIONMODETYPE |
管理サーバーのインストールの種別 |
|
INSTALLDIR |
管理サーバーのインストールフォルダーへのパス |
文字列値 |
ADDLOCAL |
インストールする管理サーバーのコンポーネントのリスト(カンマで区切ります) |
CSAdminKitServer, NAgent, CSAdminKitConsole, NSAC, MobileSupport, KSNProxy, SNMPAgent, GdiPlusRedist, Microsoft_VC90_CRT_x86, Microsoft_VC100_CRT_x86 管理サーバーの適切なインストールに最小限必要なコンポーネントは次の通りです:
|
NETRANGETYPE |
ネットワークの規模(ネットワーク上のデバイスの台数) |
|
SRV_ACCOUNT_TYPE |
管理サーバーをサービスとして実行するアカウントを指定するモード |
|
SERVERACCOUNTNAME |
管理サーバーをサービスとして実行するアカウントの名前。SRV_ACCOUNT_TYPE=SrvAccountUser の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
SERVERACCOUNTPWD |
サービスとして管理サーバーを開始する場合に使用するアカウントのパスワード。SRV_ACCOUNT_TYPE=SrvAccountUser の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
SERVERCER |
管理サーバー証明書の鍵のサイズ(ビット) |
|
DBTYPE |
管理サーバーのデータベースを保管するために使用されるデータベースの種別 このパラメータは必須です。 |
|
MYSQLSERVERNAME |
SQL サーバーの名前。DBTYPE=MySQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
MYSQLSERVERPORT |
SQL サーバーに接続するためのポートの番号。DBTYPE=MySQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
数値 |
MYSQLDBNAME |
管理サーバーのデータを保管するために作成されるデータベースの名前。DBTYPE=MySQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
MYSQLACCOUNTNAME |
データベースに接続するためのアカウントの名前。DBTYPE=MySQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
MYSQLACCOUNTPWD |
データベースに接続するためのアカウントのパスワード。DBTYPE=MySQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
MSSQLSERVERNAME |
SQL サーバーの名前。DBTYPE=MSSQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
MSSQLDBNAME |
データベースの名前。DBTYPE=MSSQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
MSSQLAUTHTYPE |
SQL サーバーへの接続時の認証方法。DBTYPE=MSSQL の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
|
MSSQLACCOUNTNAME |
SQL サーバーに接続するためのアカウントの名前。MSSQLAUTHTYPE=SQLServer の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
MSSQLACCOUNTPWD |
SQL サーバーに接続するためのアカウントのパスワード。MSSQLAUTHTYPE=SQLServer の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
CREATE_SHARE_TYPE |
共有フォルダーを指定する方法 |
|
SHARELOCALPATH |
ローカルフォルダーの完全パス。次の場合は、パラメータの値を指定する必要があります: CREATE_SHARE_TYPE=Create |
文字列値 |
SHAREFOLDERNAME |
共有フォルダーのネットワーク名。CREATE_SHARE_TYPE=Create の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
EXISTSHAREFOLDERNAME |
既存の共有フォルダーの完全パス。 CREATE_SHARE_TYPE=ChooseExisting の場合は、パラメータの値を指定する必要があります。 |
文字列値 |
SERVERPORT |
管理サーバーに接続するためのポート番号 |
数値 |
SERVERSSLPORT |
SSL プロトコルを使用した管理サーバーへの暗号化接続用ポートの番号。 |
数値 |
SERVERADDRESS |
管理サーバーアドレス |
文字列値 |
MOBILESERVERADDRESS |
モバイルデバイスの接続に使用する管理サーバーのアドレス。 |
文字列値 |
管理サーバーのセットアップパラメータの詳細については、「カスタムインストール」セクションを参照してください。