ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージを作成したら、リモートインストールタスクの作成に進むことができます。このタスクを実行すると、すべての管理対象デバイスにネットワークエージェントを再インストールして、これらのデバイスを Kaspersky Security Center Cloud コンソールによる管理に切り替えることができます。
データ損失のリスクを軽減するために、最初は、企業ネットワーク内で最大 20 台の管理対象デバイスを扱い、物理サーバーが含まれない、小規模な管理グループに対してアクションを実行することを推奨します。これらのアクションを完了した後で、再インストールが正常に完了したかどうかを確認し、全範囲を対象とする再インストールに進みます。
リモートインストールタスクを作成してネットワークエージェントを再インストールする方法:
以下で説明するように、移行ウィザードを使用してリモートインストールタスクを作成し、ネットワークエージェントを再インストールすることを推奨します。カスタムリモートインストールタスクを使用する必要がある場合は、最初にネットワークエージェントスタンドアロンイントールパッケージからカスタムインストールパッケージを手動で作成する必要があります。カスタムインストールパッケージを作成する時は、実行ファイルのコマンドラインで「-s」キーを指定する必要があることに注意してください。そうしないと、このカスタムインストールパッケージからネットワークエージェントを再インストールすると、エラーが発生して完了します。
移行ウィザードの現在の状態に応じて、次のいずれかを実行できます:
移行ウィザードは、選択した管理グループに含まれる管理対象デバイスの総数をあらためて確認します。この数が 10,000 を超えると、エラーメッセージが表示されます。選択した管理グループ内の管理対象デバイスの数が制限内に収まるまで、[次へ]は使用不可(淡色表示)のままです。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールへのインポートが完了するまでは、このタスクを開始しないでください。そうしないと、リストでデバイス名が重複する可能性があります。
[新規作成したリモートインストールタスクを実行]をオフのままにしておき、必要に応じて後で手動でタスクを開始することもできます。
移行されたネットワークエージェントのインスタンスを Kaspersky Security Center Cloud コンソールで管理できるようになったことを確認できます。そうするには、[アセット(デバイス) ]→[管理対象デバイス]の順に移動します。[可視]、[ネットワークエージェントがインストール済み]、および[ネットワークエージェントが実行中]列で、移行された管理対象デバイスに確認アイコン()が表示されていることを確認してください。また、これらのデバイスのステータスの説明に[長期間接続されていません]がないことを確認してください。