クライアントデバイスのデスクトップへのリモート接続

デバイスにインストールされているネットワークエージェントを使用して、クライアントデバイスのデスクトップへのリモートアクセスを取得できます。ネットワークエージェントを使用したデバイスへのリモート接続は、クライアントデバイスの TCP ポートと UDP ポートが閉じている場合でも可能です。

デバイスとの接続を確立すると、そのデバイスに保存されている情報へのフルアクセス権を取得できます。そのため、そのデバイスにインストールされているアプリケーションを管理することが可能です。

対象の管理対象デバイスのオペレーティングシステム設定でリモート接続を許可する必要があります。たとえば、Windows 10 の場合、このオプションの名前は[このコンピューターへのリモートアシスタンスの接続を許可する]です(このオプションを表示するには、[コントロールパネル] - [システムとセキュリティ] - [システム] - [リモートの設定]の順に選択します)。脆弱性とパッチ管理機能のライセンスがある場合は、管理対象デバイスへの接続を確立した時に、このオプションを強制的にオンにできます。ライセンスがない場合は、対象の管理対象デバイス上でローカルでオンにします。このオプションをオフにすると、リモート接続を実行できません。

デバイスへのリモート接続を確立するには、2 個のユーティリティが必要です:

クライアントデバイスのデスクトップに接続するには、次の条件のうち 1 つを満たす必要があります。

クライアントデバイスのデスクトップに接続するには:

  1. メインメニューで、[アセット(デバイス)]→[管理対象デバイス]の順に選択します。
  2. アクセスを取得するデバイスの名前の横にあるチェックボックスをオンにします。
  3. リモートデスクトップに接続]をクリックします。

    [リモートデスクトップ(Windows のみ)]ウィンドウが表示されます。

  4. ダウンロード]をクリックして、klsctunnel ユーティリティをダウンロードします。
  5. クリップボードへコピー]をクリックして、テキストフィールドからテキストをコピーします。このテキストは、管理サーバーと管理対象デバイス間の接続を確立するために必要な設定を含む、バイナリラージオブジェクト(BLOB)です。

    BLOB は 3 分間有効です。BLOB の有効期限が切れた場合は、[リモートデスクトップ(Windows のみ)]ウィンドウを再び開いて新しい BLOB を生成します。

  6. klsctunnel ユーティリティを実行します。

    ユーティリティウィンドウが開きます。

  7. コピーしたテキストをテキストフィールドに貼り付けます。
  8. プロキシサーバーを使用する場合は、[プロキシサーバーを使用する]をオンにして、プロキシサーバーの接続設定を指定します。
  9. ポートを開く]をクリックします。

    リモートデスクトップ接続のログインウィンドウが開きます。

  10. Kaspersky Security Center Cloud コンソールに現在ログインしているアカウントの資格情報を指定します。
  11. 接続]をクリックします。

デバイスへの接続が確立されると、Microsoft Windows のリモートデスクトップ接続ウィンドウにデスクトップが表示されます。

関連項目:

クライアントデバイスの管理

シナリオ:ネットワーク保護の設定

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