シナリオ:Linux または macOS オペレーティングシステムのデバイスの移行

このセクションでは、Linux または macOS オペレーティングシステムのデバイスを、オンプレミスで実行中の Kaspersky Security Center Web コンソールから Kaspersky Security Center Cloud コンソールへ移行する方法について説明します。管理サーバーの階層を使用しない移行と、管理サーバーの階層を使用した移行の基本的なシナリオでは、すべてのデバイスと関連オブジェクトを Kaspersky Security Center Cloud コンソールに転送できます。ただし、ネットワークに Windows だけでなく、Linux または macOS を実行しているデバイスが含まれている場合は、各オペレーティングシステム種別のデバイスを個別に転送する必要があります。つまり、移行を数回実行する必要があります。

必須条件

開始する前に、次を実行します:

Kaspersky Security Center Cloud コンソールで管理可能な管理対象デバイスは、1 つの管理サーバーあたり最大 25,000 台です。

移行手順

Kaspersky Security Center Cloud コンソールへの移行は、次の手順で実行します:

  1. オペレーティングシステムごとの管理対象デバイスのグループ化

    ネットワークに異なるオペレーティングシステム(Windows、Linux、または macOS)を実行しているデバイスが含まれている場合は、Kaspersky Security Center Web コンソールの個別の管理グループにある各オペレーティングシステムにデバイスを配置します。また、Linux ディストリビューションごとに管理グループを作成します。たとえば、Debian デバイスと Red Hat Linux デバイスがある場合は、異なる管理グループに割り当てます。様々なオペレーティングシステムには異なるネットワークエージェントインストールパッケージが必要になるため、この操作により移行を正常に実行できます。

  2. すべての管理グループとそのアプリケーションオブジェクトの移行を個別に実行する

    ポリシーとタスクを含めるには、各オペレーティングシステムの管理対象デバイスを個別に移行する必要があります。たとえば、Windows、macOS、Ubuntu、CentOS デバイスを使用している場合は、最初に Windows オペレーティングシステムを実行しているデバイスを Kaspersky Security Center Cloud コンソールに転送し、次に macOS、次に Ubuntu、最後に CentOS を転送します。管理対象デバイスは任意の順序で転送できます。

    そのためには、ネットワークにセカンダリ管理サーバーが含まれているかどうかに応じて、管理サーバーの階層を使用しない移行か、管理サーバーの階層を使用した移行を実行します。移行中は、転送されたデバイスのオペレーティングシステムに対応するネットワークエージェントのインストールパッケージを使用してください。たとえば、移行を正常に実行するには、Linux デバイス向けの Kaspersky Security Center 13.2 Network Agent を選択します。

    グローバルタスク、カスタムデバイスの抽出、レポートなどの非グループオブジェクトは 1 度だけ移行する必要があることに注意してください。

結果

移行の完了後に、移行が成功したことを確認できます:

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