ディストリビューションポイントの数の計算と設定

ネットワークに存在するクライアントデバイスの数に応じて、必要となるディストリビューションポイントの数も多くなります。ディストリビューションポイントの自動割り当ては、できるだけ使用しないでください。ディストリビューションポイントの自動割り当てが有効になっており、クライアントデバイスの数が非常に多い場合、管理サーバーがディストリビューションポイントの割り当てと設定を行います。

用途専用のディストリビューションポイントの使用

特定のデバイスをディストリビューションポイントとして使用する場合(たとえば、この用途専用で割り当てられたサーバー)、ディストリビューションポイントの自動割り当ては使用しないでください。また、ディストリビューションポイントとして使用するデバイスは、十分な空きディスク容量があること、定期的にシャットダウンされないこと、スリープモードが無効になっていることを確認してください。

単一のセグメントで構成されるネットワーク上での、デバイス数に応じた用途専用のディストリビューションポイントの数

ネットワークセグメントでのクライアントデバイスの数

ディストリビューションポイントの数

300 台未満

0(ディストリビューションポイントを割り当てない)

300 以上

許容:N/10,000 + 1、推奨:N/5,000 + 2(N はネットワーク上のデバイスの数)

複数のセグメントで構成されるネットワーク上での、デバイス数に応じた用途専用のディストリビューションポイントの数

各ネットワークセグメントでのクライアントデバイスの数

ディストリビューションポイントの数

10 台未満

0(ディストリビューションポイントを割り当てない)

10~100

1

100 以上

許容:N/10,000 + 1、推奨:N/5,000 + 2(N はネットワーク上のデバイスの数)

通常のクライアントデバイス(ワークステーション)のディストリビューションポイントとしての使用

通常のクライアントデバイス(ワークステーション)をディストリビューションポイントとして使用する場合、管理サーバーと通信チャネルの負荷低減のために、下表に従ってディストリビューションポイントを割り当ててください。

単一のセグメントで構成されるネットワーク上での、デバイス数に応じた、ディストリビューションポイントとして動作するワークステーションの数

ネットワークセグメントでのクライアントデバイスの数

ディストリビューションポイントの数

300 台未満

0(ディストリビューションポイントを割り当てない)

300 以上

N/300 + 1(N はネットワーク上のデバイスの数。ただし、ディストリビューションポイントは 3 台以上必要)

複数のセグメントで構成されるネットワーク上での、デバイス数に応じた、ディストリビューションポイントとして動作するワークステーションの数

各ネットワークセグメントでのクライアントデバイスの数

ディストリビューションポイントの数

10 台未満

0(ディストリビューションポイントを割り当てない)

10~30

1

31~300

2

300 以上

N/300 + 1(N はネットワーク上のデバイスの数。ただし、ディストリビューションポイントは 3 台以上必要)

ディストリビューションポイントがシャットダウンされた(もしくは、何らかの理由により使用できない)場合も、ディストリビューションポイントの対象範囲に含まれる管理対象デバイスは管理サーバーにアクセスしてアップデートを取得できます。

関連項目:

シナリオ:定義データベースとカスペルスキー製品の定期的なアップデート

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