デバイスの抽出は、特定の条件を指定してデバイスをフィルタリングできる機能です。デバイスの抽出を使用して、複数のデバイスを管理できます。たとえば、デバイスの抽出に含まれるデバイスのみを対象とするレポートを表示したり、デバイスの抽出に含まれるデバイスすべてを別のグループに移動したりできます。
Kaspersky Security Center Linux では、様々な定義済みの抽出(例:「「緊急」ステータスのデバイス、プロテクションが無効です、アクティブな脅威を検知しました)を使用できます。定義済みの抽出は削除できません。ユーザー定義の抽出を追加で作成し設定できます。
ユーザー定義の抽出では、抽出範囲を「すべてのデバイス」「管理対象デバイス」「未割り当てデバイス」から選択できます。抽出条件のパラメータを指定できます。デバイスの抽出では、異なるパラメータを指定した複数の抽出条件を作成できます。たとえば、2 つの条件を作成し、それぞれに異なる IP アドレス範囲を指定できます。複数の条件を指定した場合、デバイスの抽出はいずれかの条件に 1 つでも一致するデバイスを表示します。これに対して、1 つの条件内で複数のパラメータが指定されている場合、すべてのパラメータを満たすことが求められます。たとえば、1 つの条件内で IP アドレス範囲とインストールされている製品名の両方が指定されている場合、該当する製品がインストールされていてなおかつ IP アドレスが指定した範囲内のデバイスのみが表示されます。