アカウントの二段階認証について

Kaspersky Security Center Linux では、 Kaspersky Security Center Web コンソールのユーザーに対して二段階認証をサポートしています。自分のアカウントに二段階認証が適用されると、Kaspersky Security Center Web コンソールにログインするたびに、ユーザー名、パスワードおよび追加で一回のみ使用するセキュリティコードを入力するようになります。このセキュリティコードを受け取るには、お使いのコンピューターまたは携帯電話などに認証アプリがインストールされている必要があります。

セキュリティコードには、発行元の名前として参照される識別子があります。セキュリティコードの発行元の名前は、認証アプリの管理サーバーの識別子として使用されます。セキュリティコードの発行元の名前を変更することができます。既定では、セキュリティコードの発行元の名前は管理サーバーの名前と同じです。発行元の名前は、認証アプリの管理サーバーの識別子として使用されます。セキュリティコードの発行元の名前を変更した後は、新しい秘密鍵を発行して認証アプリに渡す必要があります。セキュリティコードは 1 度のみ使用可能で、最大 90 秒間有効です(正確な時間は異なる場合があります)。

二段階認証が有効になっているユーザーは自分の秘密鍵を再発行できます。ユーザーが再発行された秘密鍵で認証しログインに使用した場合、管理サーバーはユーザーアカウントの新しい秘密鍵を保存します。ユーザーが新しい秘密鍵を誤って入力した場合、管理サーバーは新しい秘密鍵を保存せず、以降の認証は現在使用している秘密鍵を有効なままとします。

Google Authenticator など、Time-based One-time Password(時間に基づいて生成されるワンタイムパスワード)アルゴリズムをサポートする認証アプリを認証アプリケーションとして使用できます。セキュリティコードを生成するためには、認証アプリと管理サーバーの時刻を同期する必要があります。

Kaspersky Security Center Linux が使用する認証アプリケーションをサポートしているかどうかを確認するには、すべてのユーザーまたは特定のユーザーに対して二段階認証を有効にします。

手順の 1 つでは、認証アプリによって生成されたセキュリティコードを指定することを推奨しています。成功すると、Kaspersky Security Center Linux は選択した認証システムをサポートします。

認証アプリは次のようにセキュリティコードを生成します:

  1. 管理サーバーが特別な秘密鍵および QR コードを作成します。
  2. 生成された秘密鍵または QR コードを認証アプリに入力します。
  3. 認証アプリが、管理サーバーの認証ウィンドウに入力する、1 度のみ使用するセキュリティコードを生成します。

認証アプリは複数のモバイルデバイスにインストールしてください。秘密鍵または QR コードを保存し、安全な場所に保管します。これは、モバイルデバイスにアクセスできなかった際に Kaspersky Security Center Web コンソールへのアクセスを復元するために必要です。

Kaspersky Security Center Linux を安全に使用するため、自分のアカウントに対して二段階認証を設定し、すべてのユーザーに対して二段階認証を有効にできます。

二段階認証からアカウントを除外することができます。これは認証のためのセキュリティコードを受信できないサービスアカウントで必要となる場合があります。

二段階認証は次のルールに準拠して動作します:

関連項目:

自分のアカウントの二段階認証を有効にする

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