Kaspersky Security Center Web サーバー(略称として単に「Web サーバー」とも表記)は、管理サーバーとともにインストールされる Kaspersky Security Center のコンポーネントです。Web サーバーは、スタンドアロンインストールパッケージおよび共有フォルダーのファイルをネットワーク上で伝送できるように設計されています。
スタンドアロンインストールパッケージは作成時に、Web サーバー上に自動的に公開されます。スタンドアロンパッケージをダウンロードするリンクは、作成済みスタンドアロンインストールパッケージのリストに表示されます。必要に応じて、スタンドアロンパッケージの公開を取り消したり、Web サーバー上にスタンドアロンパッケージを再度公開したりできます。
共有フォルダーは、管理サーバーで管理されるデバイスを使用するすべてのユーザーが利用できる情報の保管領域として使用されます。共有フォルダーに直接アクセスできないユーザーには、Web サーバーを使用して、そのフォルダーから情報を提供することができます。
Web サーバーを使用して共有フォルダーからユーザーに情報を提供するには、管理者が共有フォルダー内に public という名前のサブフォルダーを作成し、情報をそのサブフォルダーに貼り付ける必要があります。
情報転送リンクの構文は次の通りです:
https://<Web サーバー名>:<HTTPS ポート>/public/<オブジェクト>
説明:
<Web サーバー名>
は、Kaspersky Security Center Web サーバーの名前です。<HTTPS ポート>
は、管理者が定義した Web サーバーの HTTPS ポートです。HTTPS ポートは、管理サーバーのプロパティウィンドウの[Web サーバー]セクションで設定できます。既定のポート番号は 8061 です。<オブジェクト>
は、ユーザーがアクセス権を持っているサブフォルダーまたはファイルです。管理者は、メールなど便利な方法を利用して、ユーザーに新しいリンクを送信します。
ユーザーは、そのリンクを使用して、必要な情報をローカルデバイスにダウンロードできます。
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