Kaspersky Security Center Linux は最初、ポーリングを行う IP アドレスを、Kaspersky Security Center Linux がインストールされているデバイスのネットワーク設定から取得します。デバイスアドレスが 192.168.0.1 でサブネットマスクが 255.255.255.0 の場合、Kaspersky Security Center Linux は 192.168.0.0/24 ネットワークをポーリング対象のアドレスのリストに自動的に含めます。Kaspersky Security Center Linux は 192.168.0.1 から 192.168.0.254 までのすべてのアドレスのポーリングを実行します。自動的に定義された IP アドレス範囲を編集したり、カスタム IP アドレス範囲を追加できます。
IPv4 アドレスに対してのみ範囲を作成できます。Zeroconf ポーリングを有効にしている場合は、Kaspersky Security Center Linux はネットワーク全体をポーリングします。
このパラメータの指定時には、値がポーリングのスケジュールで指定したポーリング間隔を超えるように指定してください。IP アドレスの有効期間の間にポーリングによって IP アドレスが確認されなかった場合、この IP アドレスはポーリングの結果から自動的に削除されます。既定では、(DHCP プロトコルを使用して割り当てられる)動的 IP アドレスは 24 時間ごとに変更されるので、ポーリング結果の有効期間は 24 時間です。
追加したサブネットまたは IP アドレスの区間をポーリングするには、[IP アドレス範囲のポーリングを有効にする]をオンにします。そうでない場合、追加したサブネットまたは IP 区間を対象としたポーリングは実行されません。
IP 範囲設定の指定
[保存]をクリックします。
IP アドレス範囲のリストに新しい IP アドレス範囲が追加されます。
[ポーリングを開始する]を使用して、IP アドレス範囲ごとに個別にポーリングを実行できます。既定では、ポーリング結果の有効期間は 24 時間で、これは IP アドレスの有効期間と同じ長さです。
既存の IP アドレス範囲にサブネットを追加するには:
メインメニューで、[検出と製品の導入]→[検出]→[IP アドレス範囲]の順に移動します。
サブネットを追加する IP アドレス範囲の名前をクリックします。
ウィンドウが表示されたら、[追加]をクリックします。
サブネットアドレスとサブネットマスクを指定するか、開始 IP アドレスと終了 IP アドレスを指定して、IP アドレス範囲を指定します。または、[参照]をクリックして既存のサブネットを追加することもできます。
[保存]をクリックします。
IP アドレス範囲に新しいサブネットが追加されます。
[保存]をクリックします。
IP アドレス範囲の新しい設定が保存されます。
サブネットは、個数の制限なく必要な数だけ追加できます。名前のある IP アドレス範囲同士での範囲の重複は許可されていませんが、1 つの IP アドレス範囲内の名前のないサブネット(IP 区間同士)にはそうした制限はありません。IP アドレス範囲ごとのポーリングを個別にオンまたはオフに切り替えることができます。