管理サーバーが LAN 内にありインターネット経由で管理対象デバイスに接続している構成(リバースプロキシを使用)

次の図は、管理サーバーがローカルエリアネットワーク(LAN)内にあり管理対象デバイスにインターネット経由で接続している場合のデータトラフィックの流れを示しています。この図では、任意に選択したリバースプロキシが使用されています。詳細については、製品のドキュメントを参照してください。

管理サーバーが LAN 上にある場合のデータトラフィック、Android および iOS モバイル デバイス、ローミングラップトップ、および管理者のデバイスがインターネット上にある場合。Microsoft Forefront Threat Management Gateway は使用中です。

ローカルエリアネットワーク上の管理対象デバイスはリバースプロキシ経由で管理サーバーに接続されています

モバイルデバイスが管理サーバーに直接接続しないように構成し、なおかつ DMZ 内に接続ゲートウェイを割り当てない場合は、この構成での導入が推奨されます。

矢印の向きはトラフィックの流れを示しており、接続を開始するデバイスから接続要求に応答するデバイスに向けて矢印が引かれています。矢印の線に添えて、データの転送に使用されたポートの番号とプロトコルが示されています。また、矢印には黄色の丸数字が添えられています。それぞれのデータトラフィックの内容について詳しくは、各数字に対応する次の説明を参照してください:

  1. 管理サーバーがデータベースにデータを送信します。管理サーバーとデータベースを異なるデバイス上にインストールする場合、データベースを配置したデバイス上で必要なポートを使用可能な状態に設定する必要があります(例:MySQL Server または MariaDB Server 用のポート 3306、または PostgreSQL サーバーと Postgres Pro サーバーの場合はポート 5432)。関連する情報については、DBMS のドキュメントを参照してください。
  2. 管理サーバーからの通信リクエストは、モバイルデバイス以外のすべての管理対象デバイスに対して UDP ポート 15000 で送信されます。

    ネットワークエージェントは、1 つのブロードキャストドメイン内で相互にリクエストを送信します。その後、データは管理サーバーに送信され、ブロードキャストドメインの制限の定義およびディストリビューションポイントの自動割り当てに使用されます(このオプションが有効な場合)。

    管理サーバーが管理対象デバイスに直接アクセスできない場合、管理サーバーからこれらのデバイスへの通信リクエストは直接送信されません。

  3. 管理対象デバイスのシャットダウンに関する情報は UDP ポート 13000 でネットワークエージェントから管理サーバーに転送されます。
  4. ネットワークエージェントセカンダリ管理サーバーから管理サーバーへの接続は TLS ポート 13000 で受信します。

    Kaspersky Security Center の以前のバージョンを使用している場合、ネットワーク上の管理サーバーがネットワークエージェントからの接続を非 TLS のポート 14000 で受信する場合があります。Kaspersky Security Center Linux もポート 14000 を使用したネットワークエージェントとの接続をサポートしていますが、TLS ポート 13000 の使用が推奨されます。

  5. 管理対象デバイス(モバイルデバイス以外)は TCP ポート 17000 でアクティベーションを要求します。管理対象デバイスがインターネットに接続できる環境にある場合、デバイスはインターネット経由でカスペルスキーのサーバーに直接データを送信するので、このポートでの通信は必要ありません。
  6. Kaspersky Security Center Web コンソールサーバーと管理デバイスは同じデバイスまたは別々のデバイスにインストールすることができますが、異なるデバイスにインストールした場合、Web コンソールは管理サーバーに TLS ポート 13299 でデータを送信します。

    6a.(Web コンソールがインストールされているのとは異なる)管理者用のデバイスにインストールされている Web ブラウザーからのデータは、Kaspersky Security Center Web コンソールサーバーに TLS 8080 ポートで送信されます。Kaspersky Security Center Web コンソールサーバーは管理サーバーと同じデバイスにインストールすることも、別のデバイスにインストールすることもできます。

  7. 1 台のデバイス内でのアプリケーション間でのデータ交換(管理サーバー内、または管理対象デバイス内)。このデータの流れに対して外部ポートを開く必要はありません。
  8. KSN データやライセンスに関する情報などの管理サーバーからカスペルスキーのサーバーへのデータの送信、および製品アップデートや定義データベースアップデートなどのカスペルスキーのサーバーから管理サーバーへのデータの送信には、HTTPS プロトコルが使用されます。

    管理サーバーをインターネットに接続しない場合、これらのデータを手動でやり取りする必要があります。

  9. モバイルデバイスを含む管理対象デバイスから、管理サーバーと同じデバイス上の Web サーバーへのパッケージ要求の送信。

関連項目:

Kaspersky Security Center Linux で使用するポート

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