アプリケーションの動作および管理対象デバイスでのイベントに関する情報は、管理サーバーデータベースに保存されます。イベントにはそれぞれ種別と重要度(緊急イベント、機能エラー、警告、情報)という属性があります。イベントが発生した条件に応じて、同じ種別のイベントに異なる重要度を割り当てることができます。
イベントに割り当てられた種別および重要度は、管理サーバーのプロパティウィンドウの[イベントの設定]セクションに表示されます。[イベントの設定]セクションでは、管理サーバーによる各イベントの処理を設定することもできます。
管理サーバーのプロパティウィンドウ内にある[イベントリポジトリ]セクションで、管理サーバーデータベース内で保管するイベントの設定を編集できます。編集可能な設定項目は、イベントのレコード数上限やレコードの保管期間があります。保管するイベント数の上限を指定すると、指定した数に応じて必要なディスク容量の概算値が算出されます。データベースのオーバーフローを避けるために十分な空き容量があるかどうかのこの概算値を使用できます。既定の設定では、管理サーバーデータベース内に保管できるイベント数は 400,000 件までとなっています。データベースで推奨される範囲でのイベント数の上限は、45,000,000 件です。
アプリケーションは 10 分ごとにデータベースをチェックします。イベント数が指定された最大値に 10,000 を加えた値に達すると、アプリケーションは最も古いイベントを削除し、指定された最大数のイベントのみが残ります。
管理サーバーが古いイベントを削除する際に、新しいイベントのデータベースへの保存は行えません。この期間、拒否したイベントの情報はオペレーティングシステムログに書き込まれます。新しいイベントはキューに追加され、削除操作が完了した後にデータベースに保存されます。既定では、イベントキューは 20,000 イベントに制限されます。KLEVP_MAX_POSTPONED_CNT フラグ値を編集することで、キュー制限をカスタマイズできます。
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