仮想管理サーバー
仮想管理サーバー(「仮想サーバー」とも表記)は、クライアント組織のネットワークの保護を管理する、Kaspersky Security Center Linux のコンポーネントです。
仮想管理サーバーは特殊なセカンダリ管理サーバーであり、物理管理サーバーと比較すると、次の制限があります:
- 仮想管理サーバーは、プライマリ管理サーバー上にのみ作成できます。
- 仮想管理サーバーは、プライマリ管理サーバーのデータベースを使用します。仮想管理サーバーではデータのバックアップと復元タスク、およびアップデートのスキャンとダウンロードタスクはサポートされていません。
- 仮想サーバーでは、セカンダリ管理サーバー(仮想サーバーを含む)の作成がサポートされていません。
さらに、仮想管理サーバーには次の制限があります:
- 仮想管理サーバーのプロパティウィンドウでは、セクション数が限られています。
- 仮想管理サーバーが管理するクライアントデバイスにカスペルスキー製品をリモートからインストールするには、仮想管理サーバーと通信するためにネットワークエージェントがインストールされたクライアントデバイスが必要です。そのデバイスは、最初に仮想管理サーバーと接続する際、自動的にディストリビューションポイントとして設定され、その他のクライアントデバイスと仮想管理サーバーを接続するゲートウェイとして機能します。
- 仮想サーバーでネットワークをポーリングするためには、ディストリビューションポイントを使用する必要があります。
- 正常に動作しない仮想サーバーが Kaspersky Security Center Linux によって再起動される場合、プライマリ管理サーバーとすべての仮想サーバーが再起動されます。
- 仮想サーバー上で作成されたユーザーには、管理サーバー上のロールを割り当てることはできません。
仮想管理サーバーの管理者は、その仮想管理サーバーにおけるすべての権限を持ちます。
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