Kaspersky Security Center Linux で作成された実行中のスタンドアロンパッケージ

上述のネットワークエージェントとその他のアプリケーションの初期導入方法は、適用される条件をすべて満たすことができないため、常に実装できるわけではありません。そのような場合は、Kaspersky Security Center Linux で、管理者によって適切なインストール設定が行われているインストールパッケージを使用して、スタンドアロンインストールパッケージと呼ばれる共通の実行ファイルを作成できます。スタンドアロンインストールパッケージは、妥当であると判断される場合(Web サーバーへの外部アクセスが対象デバイスのユーザー用に設定されている場合)、内部 Web サーバー(Kaspersky Security Center Linux に含まれる)上、あるいは Kaspersky Security Center Web コンソールに含まれる排他的に導入された Web サーバー上のいずれかで公開されます。また、スタンドアロンパッケージは別の Web サーバーにコピーできます。

Kaspersky Security Center Linux を使用して、現在使用されている Web サーバー上のスタンドアロンパッケージファイルのリンクを記載したメールメッセージを、特定のユーザーに送信できます。そうすることで、(対話モードで、またはサイレントインストールのキー「-s」を使用して)ファイルを実行するようユーザーに促すことができます。Web サーバーにアクセスできないデバイスのユーザーには、スタンドアロンインストールパッケージをメールメッセージに添付して送信できます。管理者は、スタンドアロンパッケージをリムーバブルドライブにコピーし、関連のデバイスに配布し、後で実行することもできます。

スタンドアロンパッケージは、ネットワークエージェントパッケージ、別のアプリケーションのパッケージ(セキュリティ製品のパッケージなど)、またはその両方から作成できます。スタンドアロンパッケージをネットワークエージェントパッケージと別のアプリケーションから作成した場合、インストールはネットワークエージェントを使用して起動されます。

スタンドアロンパッケージをネットワークエージェントから作成する場合、ネットワークエージェントのインストールが完了した際に、新しいデバイス(管理グループのいずれにも割り当てられていないデバイス)が自動的に割り当てられる管理グループを指定できます。

スタンドアロンパッケージは、パッケージに含まれるアプリケーションのインストール結果が表示される対話モードで実行することも(既定)、サイレントモードで実行することもできます(キー「-s」を使用して実行した場合)。サイレントモードは、スクリプト(オペレーティングシステムイメージが導入された後に実行されるように設定されているスクリプトなど)からインストールする場合に使用できます。サイレントモードでは、インストール結果はプロセスのリターンコードから判断します。

関連項目:

スタンドアロンパッケージを使用したアプリケーションのインストール

ページのトップに戻る