Kaspersky Security Center Linux は、組織のネットワークの基本的な管理と保守の一元化を目的として設計されています。管理者は組織のネットワークのセキュリティレベルに関する詳細情報にアクセスし、カスペルスキー製品を使用して構築された保護システムのすべてのコンポーネントを設定できるようになります。Kaspersky Security Center Linux が実行する主要な機能は次の通りです:
組織のネットワーク内のデバイスおよびそのユーザーの検出
デバイス管理用の管理グループ階層の作成
デバイスへのカスペルスキー製品のインストール
インストールされた製品の設定およびタスクの管理
デバイス上でのカスペルスキー製品のアクティベーション
ユーザーアカウントの管理
デバイス上でのカスペルスキー製品の動作に関する情報の表示
レポートの表示
主要な機能を実行するために、Kaspersky Security Center Linux は次の情報を取得し、保存し、処理することができます:
Active Directory または Samba ドメインコントローラーをスキャンすること、または IP 間隔をスキャンすることを通じて受信した、組織のネットワーク上のデバイスに関する情報。管理サーバーは、データを独立して収集するか、ネットワークエージェントからデータを取得します。
組織単位、ドメイン、ユーザー、およびグループに関する Active Directory および Samba からの情報。管理サーバーは、それ自体でデータを取得するか、ディストリビューションポイントとして機能するように割り当てられたネットワークエージェントからデータを受信します。
管理対象デバイスの詳細情報。ネットワークエージェントによって、次に記載されたデータがデバイスから管理サーバーに送信されます。ユーザーはデバイスの表示名と説明を Kaspersky Security Center Web コンソールのインターフェイスに入力します:
暗号化された Windows ベースのデバイスと暗号化のステータスに関する情報。管理対象アプリケーションによって、データがネットワークエージェント経由でデバイスから管理サーバーに送信されます。
カスペルスキー製品のデータ暗号化機能を使用して Windows ベースのデバイス上で実行されたデータ暗号化のエラーの詳細情報。管理対象アプリケーションによって、データがネットワークエージェント経由でデバイスから管理サーバーに送信されます。データ一覧については、該当する製品のヘルプファイルに記載されています。
入力されたアクティベーションコードまたはライセンス情報ファイルの詳細。ユーザーが管理コンソールまたは Kaspersky Security Center Web コンソールのインターフェイスでデータを入力します。
ユーザーアカウント:名前、説明、氏名、メールアドレス、メインの電話番号、パスワード。ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
管理オブジェクトの変更履歴。ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
削除された管理オブジェクトのレジストリ。ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
ファイルから作成されたインストールパッケージとインストール設定。ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
Kaspersky Security Center Web コンソールでのカスペルスキーからの告知表示に必要なデータ。ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
Kaspersky Security Center Web コンソールで管理対象アプリケーションのプラグインが機能するために必要なデータおよび日常の作業中に管理サーバーのデータベースにプラグインによって保存されるデータ。データの説明および提供方法については、対応するアプリケーションのヘルプファイルで説明されています。
Kaspersky Security Center Web コンソールのユーザー設定:ローカリゼーション言語とインターフェイスのテーマ、監視パネルの表示設定、通知のステータスに関する情報(確認済みまたは未確認)、スプレッドシートの列のステータス(表示または非表示)、トレーニングモードの進捗状況。ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
管理対象デバイスから Kaspersky Security Center Linux コンポーネントへのセキュアな接続を確立するための証明書。ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
ユーザーが同意したカスペルスキーの法的条項に関する情報。
ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールまたはプログラムインターフェイス Kaspersky Security Center OpenAPI に入力する管理サーバーのデータ。
ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールで入力したあらゆるデータ。
上記のデータは、次の方法のいずれかが適用された場合に Kaspersky Security Center にLinux 表示される場合があります:
ユーザーが Kaspersky Security Center Web コンソールでデータを入力します。
ローカルで処理されたデータはすべて、ダンプファイル、トレースファイル、または Kaspersky Security Center Linux のコンポーネントのログファイル(インストーラーやユーティリティによって作成されたログファイルを含む)としてのみカスペルスキーに送信されます。
Kaspersky Security Center Linux コンポーネントのダンプファイル、トレースファイル、またはログファイルには、管理サーバー、ネットワークエージェント、および Kaspersky Security Center Web コンソールの任意のデータが含まれています。これらのファイルには、個人情報などの機密情報が含まれていることがあります。ダンプファイル、トレースファイル、ログファイルは、暗号化された形式でデバイスに保存されます。ダンプファイル、トレースファイル、ログファイルはカスペルスキーに自動では転送されませんが、管理者はテクニカルサポートからの要求に応じてこれらのファイルを手動でカスペルスキーに転送し、 Kaspersky Security Center Linux のパフォーマンスに関する問題を解決することができます。