この記事では、Linux オペレーティングシステムを使用しているデバイスで Kaspersky Security Center Web コンソールサーバー(単に「Kaspersky Security Center Web コンソール」とも表記)をアップグレードする方法について説明しています。
Kaspersky Security Center Web コンソールを Astra Linux に閉鎖ソフトウェア環境モードでアップグレードする必要がある場合は、Astra Linux に固有の手順に従ってください。
デバイスにインストールされている Linux ディストリビューションに応じて、次のインストールファイルのいずれかを使用します:
インストールファイルは、カスペルスキーの Web サイトからダウンロードして取得できます。
Kaspersky Security Center Web コンソールをアップグレードするには:
応答ファイルが存在しない場合は、Kaspersky Security Center Web コンソールを管理サーバーに接続するためのパラメータを含む新しい応答ファイルを作成します。ファイルに ksc-web-console-setup.json という名前を付け、/etc ディレクトリに配置します。
最小限のパラメータと、既定のアドレスとポートの内容を記載した応答ファイルの作成例は次のようになります:
{
"address": "ksc.example.com",
"port": 8080,
"trusted": "KSC
サーバー
IP|13299|/var/opt/kaspersky/klnagent_srv/1093/cert/klserver.cer|KSC Server",
"acceptEula": true
}
Kaspersky Security Center Linux フェールオーバークラスターノードにインストールされた管理サーバーに接続されている Kaspersky Security Center Web コンソールをアップグレードする場合は、応答ファイルで、trusted
インストールパラメータを指定して、Kaspersky Security Center Linux フェールオーバークラスターが Kaspersky Security Center Web コンソールに接続できるようにします。このパラメータの文字列値の形式は次の通りです:
"trusted": "
Web コンソールのサーバーアドレス|ポート|証明書のパス|サーバー名"
trusted
インストールパラメータのコンポーネントを指定します:
同じ .rpm インストールファイルを使用して Kaspersky Security Center Web コンソールをアップグレードすることはできません。応答ファイルの設定を変更し、変更後の応答ファイルを使用して Web コンソールの再インストールを行いたい場合、Web コンソールをまずアンインストールしてから変更後の応答ファイルを使用して再インストールを行います。
Kaspersky Security Center Web コンソールを以前のバージョンからアップグレードするには、次のコマンドのいずれかを実行します:
$ sudo rpm -Uvh --nodeps --force ksc-web-console-[ビルド番号
].x86_64.rpm
$ sudo dpkg -i ksc-web-console-[ビルド番号
].x86_64.deb
これにより、セットアップファイルの展開が始まります。インストールが完了するまで待機します。
$ sudo systemctl restart KSC*
アップグレードが完了したら、ブラウザーを使用して Kaspersky Security Center Web コンソールを開き、Web コンソールにログインします。
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