データ提供について

本製品はその動作の過程で、KSMG 管理者の同意が必要なデータを使用し、送信および処理します。

使用されるデータと条件のリストを表示して、お客様の組織と Kaspersky との間の次の契約において、データ処理に関して同意することができます:

ユーザーアカウントの内容とユーザーの個人データへのアクセスの記憶

Kaspersky は、この方法で受信した情報を、法律および Kaspersky の該当するルールによって定められた方法で保護します。データは暗号化されたデータリンク経由で送信されます。

KSMG RAM には、処理中のアプリケーションユーザーデータが含まれる場合があります。KSMG 管理者は、そのようなデータのセキュリティを確保するための措置を講じる必要があります。

既定では、次のユーザーアカウントがユーザーの個人データにアクセスできます:

ユーザーアカウントの権限の制限

本製品がインストールされているオペレーティングシステムのユーザーアカウントの権限を制限する機能はありません。データの保存場所へのアクセスは、ファイルシステムによって制限されています。管理者が、SSH 経由でのアプリケーション設定の編集を除くシステム機能を使用して、他のユーザーの個人データへのアクセスを制御することをお勧めします。

ユーザー「Administrator」は、オペレーティングシステム管理者アカウント(root)に SSH アクセスを付与できます。SSH 経由の個人データへのアクセスは、SSH 設定によって制限されます。既定では無効になっています。

クラスタノード間のデータ転送、AD への接続、メールの配信、本製品の管理

暗号化された接続を使用して(セキュリティ証明書によるユーザー認証を使用した HTTPS 経由で)クラスタノード間でデータが送信されます。暗号化された接続を使用して HTTPS 経由で Web インターフェイスにデータが送信されます。ローカルユーザーアカウントを持つ特権ユーザーはパスワードで認証されます。Web インターフェイスを使用する他のユーザーは、Kerberos または NTLM プロトコルを介して認証されます。

Active Directory への接続は、Kerberos 認証を使用した暗号化された接続(TLS)を介して行われます。

メール配信では SMTPS 暗号化がサポートされます。

スーパーユーザーアカウントを使用して、本製品がインストールされたサーバーの管理コンソールを使用して本製品を管理すると、ダンプ設定を管理できます。本製品がクラッシュするとダンプが生成され、クラッシュの原因分析に役立ちます。ダンプには、分析されたファイルに属するデータも含めて、任意の様々なデータが含まれる可能性があります。既定では、KSMG でのダンプ生成は無効になっています。

そのようなデータへのアクセスは、本製品がインストールされているサーバーのコマンドラインから、スーパーユーザー権限を持つアカウントを使用して取得できます。

カスペルスキーのテクニカルサポートに診断情報を送信する場合、KSMG の管理者はダンプとトレースファイルのセキュリティを確保する必要があります。KSMG 管理者は、この情報へのアクセスに対して責任があります。

kavscanner および klms_eml_scanner ユーティリティを使用したファイルのスキャン

KSMG 2.1 には次のユーティリティが含まれています:

本製品に保存される可能性があるデータの範囲

次のテーブルに、KSMG が保存する可能性のある個人情報の完全なリストを示します。

KSMG に保存されるユーザーデータ

データの種別

データが使用される場所

保存場所

保存期間

アクセス

本製品の基本機能

  • 本製品の管理者とユーザーのアカウント名
  • 本製品のユーザーアカウントのアクセス権限
  • 本製品がプロキシサーバーへの接続に使用するユーザーアカウントの名前とパスワード
  • LDAP サーバーへの接続用の keytab ファイルと設定
  • SSO Kerberos 経由で接続するための Keytab ファイルと NTLM サーバーに接続するための設定。
  • コメント
  • アクティベーションコードまたはアクティベーションライセンス(追加されるクラスタノードをアクティベートするために使用します。コードまたはライセンスはアクティベーションサーバーに送信されます)。
  • クラスタノードの Web サーバーのパブリック証明書。

製品設定

/var/opt/kaspersky/ksmg

不定

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • アプリケーション設定を表示する権限とユーザーアカウントを表示する権限を持つ、本製品の Web インターフェイスのユーザー。

TLS 接続用のプライベート証明書

製品設定

/var/opt/kaspersky/ksmg/certs/

不定

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ローカル特権ユーザーアカウントのパスワードのハッシュ。
  • MTA フィルターの設定。
  • Kaspersky Security Center と KATA の連携の設定。

製品設定

/var/opt/kaspersky/ksmg

不定

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx ユーザーは、ノード間でデータが送信されている間、データにアクセスできます。
  • LDAP 内のユーザーアカウントの名前と連絡先、およびその他の LDAP 属性の情報
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • コメント

メッセージ処理ルールとカスタムリスト。

/var/opt/kaspersky/ksmg

不定

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、メッセージ処理ルールを表示する権限を持つユーザー。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス

アプリケーションの統計情報

/var/opt/kaspersky/ksmg

不定

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、レポートおよび[監視]セクションを表示する権限を持つユーザー。
  • KSMG 設定で SNMP プロトコルが有効になっている場合、snmpd サービスと snmpd サービスを開始するユーザーは本製品のパフォーマンス統計にアクセスできます。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • 添付ファイルの名前と本文。
  • メッセージの件名
  • LDAP 内のユーザーアカウントの名前と連絡先、およびその他の LDAP 属性の情報

メッセージ処理のイベントログ

/var/opt/kaspersky/ksmg

本製品のユーザーによって指定された設定に従います。

既定では、保存期間は 3 日で、ログの容量の上限は 1 GB です。

上限に達すると、古いレコードから削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メールトラフィックイベントを表示 権限が付与されているユーザー。

/var/log/
ksmg-messages

不定

サイズが 23 GB に達すると、古いレコードが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。また、診断情報の受信中とイベントログの記録中のデータへのアクセス権も持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メールトラフィックイベントを表示 権限が付与されているユーザー。

/var/log/
ksmg-important

不定

サイズが 500 MB に達すると、古いレコードが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。また、診断情報の受信中とイベントログの記録中のデータへのアクセス権も持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メールトラフィックイベントを表示 権限が付与されているユーザー。
  • イベントを開始したユーザーアカウント名
  • イベントが発生したノードの IP アドレスとポート。
  • イベントパラメータ

製品イベントログ

/var/opt/
kaspersky/ksmg

本製品のユーザーによって指定された設定に従います。

既定では、保存期間は 11100 日で、ログのサイズの上限は 1 GB です。

上限に達すると、古いレコードから削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、製品イベントを表示 権限が付与されているユーザー。

/var/log/
ksmg-messages

不定

サイズが 23 GB に達すると、古いレコードが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー「kluser」はデータにアクセスできます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メールトラフィックイベントを表示 権限が付与されているユーザー。

/var/log/
ksmg-important

不定

サイズが 500 MB に達すると、古いレコードが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。また、診断情報の受信中とイベントログの記録中のデータへのアクセス権も持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メールトラフィックイベントを表示 権限が付与されているユーザー。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージの件名
  • メッセージ本文とサイズ。
  • メッセージのコントロールヘッダー
  • 添付ファイルの名前、サイズ、本文。

アップデートに関するデータ:

  • アップデートをダウンロードするために使用される IP アドレス
  • アップデート元の IP アドレス
  • ダウンロードされたファイルとダウンロード速度に関する情報

ユーザーアカウントに関する情報:

  • 管理者アカウントおよび製品 Web インターフェイスのユーザーアカウントの名前
  • LDAP 内のユーザーアカウントの名前およびその他の LDAP 属性の情報

トレースファイル

/var/log/
kaspersky/ksmg

不定

各トレースにつき、サイズが 150 MB に達すると、古いレコードが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所および診断情報の受信時のデータへのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、診断情報を受信する権限を持つユーザー。

/var/log/ksmg-traces

不定

各トレースにつき、サイズが 23 GB に達すると、古いレコードが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。また、診断情報の受信中とイベントログの記録中のデータへのアクセス権も持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メールトラフィックイベントを表示 権限が付与されているユーザー。

/var/log/kaspersky/extra

不定

各トレースファイルにつき、サイズが 400 MB に達すると、古いレコードが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。また、診断情報の受信中とイベントログの記録中のデータへのアクセス権も持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メールトラフィックイベントを表示 権限が付与されているユーザー。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージの件名
  • メッセージ本文とサイズ。
  • メッセージのコントロールヘッダー
  • 添付ファイルの名前、サイズ、本文。

バックアップ

/var/opt/kaspersky/ksmg

バックアップ内のメッセージ保存期間が終了するまで。保存期間は、Web インターフェイスを使用して設定されます。

サイズが 7 GB に達すると、古いレコードが削除されます。管理者はこの値を変更できます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • Postfix ユーザーは、バックアップから配信されているメッセージにアクセスできます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、バックアップを表示する権限を持つユーザー。
  • OpenDKIM ユーザーは、バックアップから配信されているメッセージにアクセスできます。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージの件名
  • メッセージ本文とサイズ。
  • メッセージのコントロールヘッダー
  • 添付ファイルの名前、サイズ、本文。

アンチスパム隔離

/var/opt/
kaspersky/ksmg

メッセージが隔離から解放されるまで。

メッセージが隔離から解放されると、メッセージのルーティングに一部のデータが使用されます。

サイズが 1 GB に達すると、古いレコードが削除されます。管理者はこの値を変更できます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メッセージキューを表示する権限を持つユーザー。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージの件名
  • メッセージ本文とサイズ。
  • メッセージのコントロールヘッダー
  • 添付ファイルの名前、サイズ、本文。
  • メッセージに含まれる URL
  • メッセージ受信者のメールアドレスによって検索されたユーザーの LDAP ユーザー DN レコード。

KATA 隔離

/var/opt/
kaspersky/ksmg

メッセージが隔離から解放されるまで。

メッセージが隔離から解放されると、メッセージのルーティングに一部のデータが使用されます。

1 GB または 5000 件のメッセージの上限に達すると(この値は管理者が構成可能)、新しいメッセージは KATA 隔離には配置されません。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、メッセージキューを表示する権限を持つユーザー。

Web インターフェイス経由での接続:

  • ユーザーの IP アドレス
  • ユーザーアカウントの名前

認証イベントログ

/var/log/secure

5 週間以内

週に 1 回のファイルのローテーションが維持されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、診断情報を受信する権限を持つユーザー。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージの件名
  • メッセージの本文
  • メッセージのコントロールヘッダー
  • 添付ファイルの名前と本文

一時ファイル

  • /tmp/ksmgtmp
  • /tmp/ksmg_filter

本製品が再起動するまで

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Postfix ユーザーは、処理されたメッセージの配信中にアクセスできます。
  • OpenDKIM ユーザーは、処理されたメッセージの配信中にアクセスできます。

Active Directory との統合

ユーザーオブジェクトの属性:

  • distinguishedName
  • sAMAccountName
  • msDS-PrincipalName
  • userPrincipalName
  • canonicalName
  • displayName
  • cn
  • primaryGroupID
  • proxyAddresses
  • mail
  • memberOf

 

連絡先オブジェクトの属性:

  • distinguishedName
  • displayName
  • cn
  • proxyAddresses
  • mail
  • memberOf

 

グループオブジェクトの属性:

  • distinguishedName
  • canonicalName
  • objectSID
  • proxyAddresses
  • mail
  • memberOf
  • メッセージ処理ルール。
  • シングルサインオン技術を使用する認証。
  • ユーザーロールと権限の管理時、またはメッセージとカスタムリスト処理ルールの設定時の、ユーザーアカウントの自動補完。
  • /var/opt/kaspersky/
    ksmg/ldap/cache.dbm
  • /var/opt/kaspersky/
    ksmg/ldap/storage

不定

データは定期的にアップデートされます。

Active Directory との連携を無効にすると、データは削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品 Web インターフェイスのユーザーのうち、アカウントの自動補完フィールドを含むセクションを表示する権限を持つユーザー。

KATA(Kaspersky Anti Targeted Attack Platform)との連携

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者の IP アドレス。
  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージの件名
  • メッセージの本文
  • メッセージのコントロールヘッダー
  • 添付ファイルの名前と本文
  • メッセージに含まれる URL

KATA サーバーでスキャンするオブジェクトの転送

データは保存されません。

データは保存されません。

アクセスできません。

ビルトインのメールサーバーの機能

  • TLS 接続用の証明書
  • 証明書の秘密鍵ファイル。

    ファイルには、本製品の Web インターフェイスを使用して SSH 公開鍵をアップロードした後で SSH 経由でのみアクセスできます。

  • DKIM 署名の秘密鍵
  • ユーザーのメールアドレス。
  • メッセージ送信者の IP アドレス。

ビルトインのメールサーバーの設定

/etc/postfix/

/var/opt/kaspersky/

不定

本製品のメイン Web インターフェイスで対応する設定を削除すると、データが削除されます。

証明書ファイルは、証明書の置換時に上書きできます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • Postfix ユーザーと OpenDKIM ユーザーは、情報の保存場所と処理中のデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、ビルトインのメールサーバーの設定を表示する権限を持つユーザーは、秘密鍵以外のデータへのアクセス権を持ちます。

メールメッセージから得られる情報:

  • メッセージ送信者と受信者のメールアドレス
  • メッセージの件名
  • メッセージの本文
  • メッセージのコントロールヘッダー

ビルトインのメールサーバーのメッセージキュー

/var/spool/postfix

不定

メッセージは受信者への配信後に削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所およびビルトインメールサーバーのメッセージキューの管理中のデータへのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • Postfix ユーザーは、処理中のデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、メッセージキューを表示する権限を持つユーザー

SSH 機能

SSH 経由での接続:

  • ユーザーの IP アドレス
  • ユーザーアカウントの名前
  • SSH 鍵のフィンガープリント

認証イベントログ

/var/log/secure

5 週間以内

週に 1 回のファイルのローテーションが維持されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報および処理中のデータの保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、診断情報を受信する権限を持つユーザー。

管理者の SSH 公開鍵

ビルトイン SSH サーバーの設定

/etc/ssh/
authorized_keys

不定

本製品のメイン Web インターフェイスで対応する設定を削除すると、データが削除されます。

  • ユーザー root は、情報の保存場所へのアクセス権を持ちます。
  • ユーザー kluser は、情報の保存場所およびビルトイン SSH サーバー設定の管理時のデータへのアクセス権を持ちます。
  • Nginx サービスは、ノード間で送受信されるデータや Web インターフェイスに送信されるデータへのアクセス権を持ちます。
  • 本製品のメイン Web インターフェイスのユーザーのうち、ビルトイン SSH サーバーの設定を表示する権限を持つユーザー。

Kaspersky Security Network サービスに送信されるデータの範囲

データは暗号形式で KSN サーバーに送信されます。既定では、データにアクセスできるのは、カスペルスキーのスタッフ、オペレーティングシステムのスーパーユーザー(root)アカウント、および製品コンポーネントで使用されるシステムアカウント「kluser」です。

KSN サービスに送信されるすべてのユーザーデータのリストは、次の表をご覧ください。

リストに含まれているデータは、Kaspersky Security Network への参加に同意した場合にのみ送信されます。

Kaspersky Security Network サービスに送信されるデータ

データの種別

データが使用される場所

保存場所

保存期間

  • スキャン対象のオブジェクトのチェックサム(MD5、SHA2-256)
  • レピュテーションの問い合わせ先の URL アドレス
  • 接続プロトコル ID とポート番号
  • オブジェクトのスキャンに使用されたアンチウイルスデータベース ID とアンチウイルスデータベースのエントリ ID
  • ファイルの署名に使用した証明書に関する情報(証明書のフィンガープリント、証明書の公開鍵の SHA256 チェックサム)
  • インストールされているソフトウェアの ID と詳細なバージョン
  • ソフトウェアがアクセスする KSN サービスの ID
  • オブジェクトがスキャンのために送信された日時
  • ソフトウェアコンポーネントの ID
  • オブジェクトがスキャンのために送信されたシナリオの ID

KSN リクエストの送信

/var/opt/kaspersky/ksmg/

不定

保存されるエントリの最大数は 360,000 件です。この上限に達すると、長時間アクセスされていないエントリは削除されます。

  • コンピューターにインストールされているオペレーティングシステムに関する情報(種別、バージョン、ビット数)
  • インストールされた製品とコンピューターに関する情報(本製品がインストールされているコンピューターの一意な識別子、コンピューターにインストールされた本製品の一意な ID、インストールされている製品の名前、ローカリゼーション、ID、詳細なバージョン、ソフトウェアのインストール日時)。
  • スキャンされたオブジェクトに関する情報(製品の定義データベース ID と定義データベースのエントリ ID、検知された脅威のカスペルスキー分類システムに従った名前、チェックサム(MD5、SHA256)、スキャンされたオブジェクトのサイズ・名前・種別、スキャンされたオブジェクトの完全パス、オブジェクトがスキャンされた日時、ユーザーの IP アドレス、ファイルと URL のスキャン結果、スキャンされたオブジェクトのメタデータ、スキャンされた URL、リファラーのヘッダー、スキャンされた URL のチェックサム、スキャンされたオブジェクトのパッカーとコンテナーのチェックサムとサイズ、定義データベースのアップデートの最終インストール日時、検知がデバッグによるものかを示すフラグ)
  • スキャンされたメールメッセージに関する情報(メッセージ ID、メッセージの受信日時、攻撃の標的(組織名、Web サイト)、攻撃の重みレベル、信頼度の値、SMTP セッションからの送信者の IP アドレス、メッセージヘッダーからの情報、中間メール転送エージェントの IP アドレス、SMTP セッションからのデータ、使用された検知方法、メッセージの DKIM 署名の断片、メール送信ドメイン認証結果に関する情報、DNS サーバーへの接続に関する情報、メッセージからのスパム検知のための情報、メッセージのサイズ(バイト単位)、添付ファイルのサイズ(バイト単位)、添付ファイルのチェックサムと種別、件名のサイズ(バイト単位)、メッセージのエンコードの名前、メッセージがアンチスパム隔離に格納されたかどうかの情報、メッセージの HTML マークアップに関する情報、MIME 部分のチェックサムとサイズ、アンチスパム隔離のメッセージの原因となったルール名のリスト)。
  • アップデーター機能の動作に関する情報(アップデーター機能のバージョン、アップデーター機能のアップデートタスクの完了ステータス、(アップデートエラーが発生した場合)アップデーター機能の種別と ID、アップデーター機能のアップデートタスクの終了コード、アップデーター機能の動作期間全体を通してアップデーター機能がアップデートタスクの実行中にクラッシュした回数)
  • アプリケーションコンポーネントの動作中に発生したエラーに関する情報(エラーが発生したソフトウェアコンポーネントに関する情報、エラー種別の ID、コンポーネントの動作レポートの断片)。
  • 統計パケットのバージョンに関する情報、統計の収集開始日時、統計の収集終了日時
  • アプリケーションの使用ライセンスに関する情報(ライセンス ID、ライセンスの取得元パートナーの ID、ライセンスのシリアル番号、ライセンスが追加された日時、KSN に関する声明に同意したことを示すインジケーター)。

KSN 統計の送信

KSN サーバー

KSN への統計の送信前

本製品の設定で KSN への統計情報の送信を無効にすると、次の送信の試行時にデータが削除されます。

カスペルスキーサーバーからの定義データベースのアップデート

定義データベースがカスペルスキーのサーバーからアップデートされる際は、以下の情報が送信されます:

関連項目:

本製品のライセンス管理

使用許諾契約書について

ライセンスについて

ライセンス証明書について

ライセンスについて

ライセンス情報ファイルについて

アクティベーションコードについて

定額制サービスについて

ライセンスに基づく KSMG モード

アクティベーションコードの追加

ライセンス情報ファイルの追加

ライセンスの削除

ライセンスのステータスの監視

まもなく有効期限が切れるライセンスに関する警告の設定

ライセンスの購入

ライセンスの更新

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