Kaspersky Security for Virtualization 6.0 Agentless
Integration Server について
Integration Server について
Integration Server は、Kaspersky Security と VMware 仮想インフラストラクチャとの通信を実行する Kaspersky Security のコンポーネントです。
Integration Server は、次のタスクの実行に使用されます:
- Kaspersky Security のファイルシステム保護サービス(Kaspersky File Antimalware Protection)とネットワーク保護サービス(Kaspersky Network Protection)を VMware NSX Manager に登録する。Kaspersky Security のサービスは、VMware インフラストラクチャに製品コンポーネントをインストールするために必要です。
Kaspersky Security サービスの登録と導入に必要な設定は、Integration Server コンソールから開始するウィザードで入力します。
- 新しい SVM を設定し、以前に導入していた SVM の設定を解除する。Integration Server は、Integration Server コンソールで指定された設定を SVM に送信します。
- 仮想インフラストラクチャ(ハイパーバイザーと各ハイパーバイザー上で動作している仮想マシン)に関する情報を VMware vCenter Server から取得し製品コンポーネントに転送する。Kaspersky Security 管理プラグインと SVM は、仮想インフラストラクチャに関する情報を Integration Server に問い合わせます。
- Kaspersky Security Center の仮想管理サーバーへの vCloud Director の組織のマッピングのリストを設定する。Kaspersky Security をマルチテナンシーモードで使用している場合、各テナント組織の仮想インフラストラクチャを保護するには、テナントの仮想マシンを含む vCloud Director の組織に仮想管理サーバーをマッピングする必要があります。マッピングのリストは、Integration Server コンソールで設定されます。
Integration Server は、動作中に以下の情報を保存します:
- Integration Server の接続設定(Integration Server のアカウントパスワードなど)
- Integration Server から VMware vCenter Server、VMware vCloud Director、VMware NSX Manager への接続設定
- SVM の設定(SVM で使用される root ユーザーアカウントのパスワードと klconfig ユーザーアカウントのパスワードなど)
- 保護対象の仮想マシンのリスト(ファイルシステムオブジェクトの保護とスキャン、ネットワークトラフィックと URL のスキャンで発生した前回のイベントの日時を含む)
保護対象の仮想マシンのリストを除くすべてのデータは暗号化して保存されます。情報は、Integration Server がインストールされているコンピューターに保存され、カスペルスキーに送信されることはありません。
記事 ID: 90409、 前回の更新日時: 2024年10月4日